出願番号 |
特願2015-015525 |
出願日 |
2015/1/29 |
出願人 |
学校法人日本大学 |
公開番号 |
特開2016-138078 |
公開日 |
2016/8/4 |
登録番号 |
特許第6491486号 |
特許権者 |
学校法人日本大学 |
発明の名称 |
8−アザ−3,7−ジデアザアデニンヌクレオシド誘導体、8−アザ−3,7−ジデアザアデニンヌクレオチド誘導体及びポリヌクレオチド誘導体ならびにプローブ |
技術分野 |
有機材料、食品・バイオ |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
8−アザ−3,7−ジデアザアデニンヌクレオシド誘導体、8−アザ−3,7−ジデアザアデニンヌクレオチド誘導体、ポリヌクレオチド誘導体ならびに該ヌクレオシド誘導体又はポリヌクレオチド誘導体を含むプローブ |
目的 |
周辺の極性環境等の違いで蛍光発光波長を変化させることができ、DNAに導入した場合にもDNAの二重らせん構造を不安定化せず、塩基識別能に優れた蛍光ヌクレオシド及びそれを利用したプローブの提供。 |
効果 |
新規なヌクレオシド誘導体である8−アザ−3,7−ジデアザアデニンヌクレオシド誘導体及びそのヌクレオチド誘導体である8−アザ−3,7−ジデアザアデニンヌクレオチド誘導体、それらの化合物の合成中間体、さらにはそれらの化合物のアミダイト体を提供することができる。また、本発明によれば、少なくとも1つのヌクレオチドが該ヌクレオチド誘導体で置換されてなるポリヌクレオチド誘導体を提供することができる。 |
技術概要
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本発明者等は、新規な環境感応型蛍光性プリンヌクレオシドを開発するために、まず、プリン塩基における置換基(蛍光性分子)の修飾位置について検討したところ、デアザアデニン塩基の7位及び3位に置換基を導入しても、天然の塩基対と同様に水素結合能を保持することが可能であることを知見し、8−アザ−3,7−ジデアザアデニンに着目した。本発明者等は、まず、このアデニン類縁体を有するヌクレオシドを合成し、さらにアデニン類縁体の3位に蛍光性分子を導入することに成功した。また、本発明者等は、得られたヌクレオシド誘導体が、周辺の極性環境等の違いに応じて蛍光発光波長を変化させうることを見出した。本発明者等はさらに検討を進め、このヌクレオシド誘導体をポリヌクレオチド誘導体に導入し、得られたポリヌクレオチド誘導体を用いて標的遺伝子中の対面塩基の識別を行ったところ、対面塩基がフルマッチのチミン塩基の場合のみ蛍光発光波長を変化させることを見出し、本発明を完成するに至った。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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