出願番号 |
特願2018-507442 |
出願日 |
2017/3/24 |
出願人 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
WO2017/164376 |
公開日 |
2017/9/28 |
登録番号 |
特許第6521416号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
磁性材料とその製造法 |
技術分野 |
電気・電子、機械・加工、金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
軟磁性材料または半硬磁性材料とその製造方法 |
目的 |
α-(Fe,Mn)相とMn富化相をナノ分散した磁性材料を用いることで、フェライト系磁性材料よりも高い飽和磁化を実現することが可能で、また、既存の金属系磁性材料よりも電気抵抗率が高いために前述の渦電流損失などの問題点を解決することが可能である、磁気安定性の高い新しい磁性材料とその製造方法を提供する。
積層などの煩雑な工程を経ずとも、簡便な工程で厚みが0.5mm以上、さらに1mm以上、そして5mm以上の成形体を製造することが可能で、同時に渦電流を低減させ得る粉体焼結磁性材料を提供する。 |
効果 |
飽和磁化が高く、渦電流損失の小さな磁性材料、特に高回転モータなどにも好適に利用される軟磁性材料、さらに耐酸化性の高い各種軟磁性材料及び半硬磁性材料を提供することができる。
フェライトのように粉体材料の形態で使用できるので、焼結などにより容易にバルク化でき、そのため、既存の薄板である金属系軟磁性材料を使用することによる積層などの煩雑な工程やそれによるコスト高などの問題も解決することができる。 |
技術概要
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FeとMnを含むbcc構造の結晶を有する第1相と、Mnを含む相であって、その相に含まれるFeとMnの総和を100原子%とした場合のMnの含有量が、第1相に含まれるFeとMnの総和を100原子%とした場合のMnの含有量よりも多い第2相とを含み、その第2相の中にFeとMnを含むbcc構造の結晶を有する相を含んでいて、その相に含まれるFeとMnの総和を100原子%とした場合のMnの含有量が、第1相に含まれるFeとMnの総和を100原子%とした場合のMnの含有量に対して2倍以上10↑5倍の量以下及び/又は2原子%以上100原子%以下の量である、軟磁性又は半硬磁性の磁性材料。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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