連続リング状のリング周辺に1周回毎に1カ所、リング周辺から中央に至る形状の取付部分を設け、鉄筋を取付部分に嵌め込んで、鉄筋に定着する、嵌め込み用コンクリート付着部材。鉄筋構造体の出隅、隅部の交差付近の鉄筋に配備したコンクリート構造物。

開放特許情報番号
L2016000968
開放特許情報登録日
2016/5/26
最新更新日
2019/1/7

基本情報

出願番号 特願2010-095451
出願日 2010/3/31
出願人 前田 博文
公開番号 特開2011-214380
公開日 2011/10/27
登録番号 特許第4853748号
特許権者 前田 博文
発明の名称 コンクリート付着部材
技術分野 土木・建築、その他
機能 接着・剥離、その他
適用製品 鉄筋コンクリート構造物、その他
目的 鉄筋を囲むようにコンクリート付着部材を取付けて、付着用量の増加を向上させ、コンクリートを拘束し、曲げ強度の増加を図り剥がれ、剥落を防ぎ耐震性の向上を図る。
効果 コンクリート曲げ強度試験に於いて、部材取付有無では、約11.3%強度が増加したことが立証された。(自社比)(北海道コンクリート技術センターにて実施、2014年9月16日)ピック又は、ハンマーによる打撃破壊テストに於いても、拘束による剥がれ、剥落の差は一目瞭然であり、開口上部、左右のひび割れも激減した。よって、鉄筋にコンクリートを拘束する効果が向上した。
技術概要
リング周辺に1周回毎1箇所取付け部分を設け、リング中央に鉄筋が定着するように嵌め込んで取付けする。主に住宅基礎等のシングル配筋の構造体に配備して、コンクリートを連続するリングで囲い込んで筒状に拘束し剥がれ、剥落を防止する。嵌め込み、取付けして周部で拘束する技術は従来にはなく、耐震性の向上等、様々な良い結果が出ている。
実施実績 【有】  平成25年から低層住宅・アパート・塀の上部配筋、開口上部配筋に取付けています。上面ひび割れ、開口部側面ひび割れは皆無に等しい状況です。取付総延長500ミリ×3500個=1750メートル、開口部986箇所の実績があります。
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 取付けが容易であるとともに、保管・運搬等の取扱いも簡易なため、現場での作業効率が極めて良
好である。又、あらゆる配筋状態でも取付けが可能で、変更があれば簡単に取外す事ができ、更に
は、差込口を鉄筋の太さや部材の外形を変える事により、あらゆる場所に取付けが可能である。コン
クリート打設に於いても、線材であるため粗骨材も抵抗なく流れ込む。従来の開口補強に於いては、
ダイヤ筋を入れても付着のみで拘束することはできない。この部材は、鉄筋に定着しコンクリートを囲
い込んで拘束する。勿論、ダイヤ筋にも取付けが可能である。安価でワンタッチで簡単に取付けて拘
束し曲げ強度を向上させ、剥がれ、剥落の防止の補強材はこのコンクリート付着部材以外にはなく、
曲げ強度については予想外の向上に驚いています。効果に於いても、シングル配筋基礎に生ずる上
面のひび割れが減少し皆無に等しい状況である。故に、打放しの塀或いはモニュメント等独立したシ
ングル配筋のコンクリート構造物に取付ければ効果を発揮できる。資源を大切にするエコの時代、む
やみに鉄筋・コンクリートを増すことなく、与えられた条件で耐震性を増す事ができ、鉄筋コンクリート
の高い品質を発揮させる事ができる。安価、ワンタッチ、強度アップするシングル配筋補強材はこのコ
ンクリート付着部材以外なし。学術的にも実証実験により効果が証明され、シングル配筋の強度アッ
プにはこの部材の取付けが最良の方法と言える。別途、実証実験の結果を掲載します。尚、使用鋼
材はSWP−A3.0mm。コンクリート構造物は無筋→丸棒鉄筋→付着の異形鉄筋と変化しているが
、これからは付着+拘束の始まりである。新技術工法に積極的に挑戦したい。

登録者情報

登録者名称 前田 博文

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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