出願番号 |
特願2009-273231 |
出願日 |
2009/12/1 |
出願人 |
日新製鋼株式会社 |
公開番号 |
特開2011-115803 |
公開日 |
2011/6/16 |
登録番号 |
特許第5679651号 |
特許権者 |
日新製鋼株式会社 |
発明の名称 |
ブレークスルー時の騒音を低減した打抜き加工方法 |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
オーステナイト系ステンレス鋼板に打抜き加工を施す際、ブレークスルー時に発生する騒音を低減した打抜き加工方法 |
目的 |
オーステナイト系ステンレス鋼板に打抜き加工を施す際、サーボプレスの使用により、騒音を低減した打抜き加工方法を提供する。 |
効果 |
被加工オーステナイト系ステンレス鋼板に打抜き加工を施す際、当該被加工オーステナイト系ステンレス鋼板が打抜かれる直前までは加工速度を速くすることによりオーステナイト系ステンレス鋼特有の加工誘起マルテンサイト変態を抑えてせん断荷重を低減するとともに、破断する直前に加工速度を遅くすることにより、プレス機や金型に蓄積されている弾性エネルギーの開放速度も遅くして発生する騒音を、ほとんど生産性を低下させることなく低減することができる。 |
技術概要
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本発明のブレークスルー時の騒音を低減した打抜き加工方法は、その目的を達成するため、ダイスと板押さえにより固定された被加工オーステナイト系ステンレス鋼板にパンチを押し込んで打抜き加工を施す際、当該被加工オーステナイト系ステンレス鋼板が打抜かれる直前までは加工速度を速くし、その後加工速度を遅くすることを特徴とする。具体的には、ダイス及びパンチの材質・形状、金型クリアランス、板押さえ並びに潤滑条件なる条件を実際の打抜き加工条件と同じ条件にして所定の加工速度で打抜き加工を施し、パンチが被加工オーステナイト系ステンレス鋼板に最初に接触した加工開始位置から破断位置までの距離を測定した後、実際の打抜き加工時に、前記加工開始位置から破断位置までの距離の60〜85%の距離までは所定の加工速度でパンチを押込み、前記60〜85%の距離を過ぎた時点でパンチ押込み速度を前記加工速度の4〜10%に遅くすることが好ましい。 用いる金型のクリアランスは3〜8%とすることが好ましい。また、プレス装置として、駆動源にサーボモータを用いたサーボプレスを用いることが好ましい。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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