出願番号 |
特願2013-239622 |
出願日 |
2013/11/20 |
出願人 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
公開番号 |
特開2015-017082 |
公開日 |
2015/1/29 |
登録番号 |
特許第6324032号 |
特許権者 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
発明の名称 |
Aβペプチド酸化体 |
技術分野 |
有機材料、食品・バイオ、化学・薬品 |
機能 |
検査・検出、材料・素材の製造 |
適用製品 |
Aβペプチド酸化体及びこれを有効成分とするアルツハイマー病の予防治療剤 |
目的 |
Aβペプチドの凝集抑制剤及び毒性低減剤、並びにアルツハイマー病の予防治療剤の提供。 |
効果 |
本発明のAβペプチド酸化体を用いれば、Aβの凝集を抑制でき、かつAβによる毒性を低減できるため、アルツハイマー病の予防及び/又は治療に有用である。また、Aβペプチドの酸化剤又は酸化触媒を用いれば、生体内又は細胞内でAβペプチド酸化体が生成する結果としてAβペプチドの凝集を抑制し、Aβペプチドによる毒性を低減できるためアルツハイマー病の予防及び/又は治療が可能となる。 |
技術概要
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Aβペプチド産生酵素阻害剤では十分にAβペプチドの産生を阻害することができず、また抗Aβペプチド抗体は安全性の問題で未だ開発の成功に至っていない。従って、全く新たな視点からAβペプチドの凝集を阻害し、Aβペプチドの毒性を低減することによるアルツハイマー病の予防治療剤を開発することが望まれている。
そこで本発明者は、Aβペプチドを人工的に改変することにより凝集を抑制し、毒性を低減させるべく種々検討した。非特許文献3〜5によれば、生体内に存在するAβペプチドのMet酸化体はそれ自身が低い凝集性しか示さないことが知られているが、Aβペプチドを人工的に酸化して得られた特定のAβペプチド酸化体が、それ自身凝集性を示さないだけでなく、ネイティブAβペプチドの凝集を強力に抑制し、かつネイティブAβペプチドの神経毒性を低減させることから、全く新たなアルツハイマー病の予防治療剤として有用であることを見出し、本発明を完成するに至った。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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