出願番号 |
特願2015-163030 |
出願日 |
2015/8/20 |
出願人 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2017-038813 |
公開日 |
2017/2/23 |
登録番号 |
特許第6646296号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
血液ポンプの作動方法 |
技術分野 |
食品・バイオ、化学・薬品、機械・加工 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
血液ポンプ |
目的 |
軸受剛性を維持しながら、溶血を改善する血液ポンプを提供する。 |
効果 |
本発明では、インペラとケーシング間の平均軸受隙間を20μm以下としつつ、スパイラル形状のスラスト軸受の動圧溝深さを50μm以上としたことにより、スパイラルグルーブ軸受の山側と溝側とでプラズマスキミング現象を現出させて、スパイラルグルーブ軸受の山側から赤血球を排除し、溶血の原因となるせん断応力の高いスパイラルグルーブ軸受の山側の狭い軸受隙間には血漿が入り、溝側のせん断応力が低い部分には赤血球が入るため、軸受剛性を維持しながら、溶血を改善する血液ポンプが実現できる。 |
技術概要
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流入口と流出口が設けられたケーシングと、前記ケーシング内で回転することによって前記流入口から流出口へ液体を送る羽根車と、前記羽根車内に内蔵された永久磁石と、前記永久磁石と隔壁越しに磁気カップリングを形成して前記羽根車を回転駆動する磁気発生装置と、前記羽根車と羽根車に対向する前記ケーシングのいずれかにスラスト動圧軸受を構成するスパイラル形状の動圧溝を備えた血液ポンプにおいて、前記羽根車と前記ケーシング間の前記スラスト動圧軸受の平均軸受隙間を20μm以下とし、かつ、前記スラスト動圧軸受のスパイラル形状の動圧溝深さを50μm以上とすることによりプラズマスキミング現象によってスパイラルグルーブ軸受の山側の狭い軸受隙間には血漿が入り、溝側のせん断応力が低い部分には赤血球が入るようにして溶血を防止したことを特徴とする。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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