出願番号 |
特願2014-167174 |
出願日 |
2014/8/20 |
出願人 |
学校法人日本大学 |
公開番号 |
特開2016-044130 |
公開日 |
2016/4/4 |
登録番号 |
特許第6425942号 |
特許権者 |
学校法人日本大学 |
発明の名称 |
前立腺癌の判定、治療選択方法、予防又は治療剤 |
技術分野 |
食品・バイオ、化学・薬品、情報・通信 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
前立腺癌の判定、治療選択方法、予防又は治療剤 |
目的 |
アンドロゲン依存性の前立腺癌に対して有効な新たな治療法を提供すること、及び、アンドロゲン非依存性の前立腺癌の治療による効果を予測するために有用なマーカーを提供することを課題とする。 |
効果 |
新たな前立腺癌の診断、治療選択法を提供することも可能となる。さらに、本発明のABHD2遺伝子を標的とするsiRNA等の二本鎖核酸分子の提供により、前立腺癌の治療において有用な新たな治療剤、治療方法等の提供が可能となる。また、本発明の二本鎖核酸分子と、前立腺癌の治療に有効とされるPIポリアミド等を組み合わせることにより、前立腺癌の網羅的な治療等も可能となる。 |
技術概要
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本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、新たなARの標的遺伝子の一つとして見出されたABHD2遺伝子に着目するに至った。
本発明者らは本発明において、前立腺癌の診断を目的として生検した検体にABHD2遺伝子が高発現している場合、その後の治療経過において有意にドセタキセル治療に反応せず、前立腺癌の再燃(PSA再発)を起こすことを見出した。そこで、このABHD2遺伝子の発現をマーカーとすることで、前立腺癌の治療による効果が事前に予測できることを見出し、本発明を完成するに至った。
また、本発明者らは、このABHD2遺伝子が、前立腺癌の進行を促進させ、現在進行性前立腺癌(去勢抵抗性前立腺癌)の唯一の治療薬であるドセタキセルに抵抗性を持つ遺伝子である事を見出したことから、このABHD2遺伝子の発現を抑制し得るsiRNA等の二本鎖核酸分子を作製し、これによって前立腺癌の進行が抑制できることを見出し、本発明を完成するに至った。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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