出願番号 |
特願2006-055907 |
出願日 |
2006/3/2 |
出願人 |
大陽日酸株式会社 |
公開番号 |
特開2007-232611 |
公開日 |
2007/9/13 |
登録番号 |
特許第4791856号 |
特許権者 |
大陽日酸株式会社 |
発明の名称 |
微量酸素濃度計の排気ガスの除害装置およびこれを備える微量酸素濃度計ならびに微量酸素濃度計の排気ガスの除害方法 |
技術分野 |
無機材料、化学・薬品 |
機能 |
洗浄・除去、環境・リサイクル対策、安全・福祉対策 |
適用製品 |
微量酸素濃度計 |
目的 |
工業ガス中の微量酸素濃度を測定する装置として、黄燐発光式の微量酸素濃度計が知られている。周知のように黄燐は人体にとって有害であり、これを含むガスの排出にあたっては黄燐蒸気を十分に低濃度化する必要がある。例えばTLV-TWAによれば、週40時間の労働時間内における時間加重平均暴露許容濃度の勧告値として、黄燐は0.02ppm以下というきわめて低濃度のレベルが設定されている。本発明は、黄燐発光式の微量酸素濃度計の排気ガスに含まれる未反応の黄燐蒸気を高いレベルで除去できる除害方法を提供する。 |
効果 |
黄燐発光式の微量酸素濃度計の排気ガスに含まれる未反応の黄燐蒸気の濃度をTLV-TWAの許容濃度以下まで低減できる。これにより、試料ガスと黄燐蒸気とを反応させる反応室の設置された屋内にて排気可能となり、屋外まで排気ガスを導出する配管を不要とできるため、微量酸素濃度計の設置が容易となる。また従来のように排気ガスを屋外に排気する場合も、黄燐蒸気の濃度がきわめて低いレベルまで低減されていることから環境への負荷が軽減されるとともに、排出口の周囲の壁面が変色するという問題を解決できる。 |
技術概要 |
黄燐と化学反応する水酸化第二銅または酸化銅からなる平均直径1mm程度の粒子状の除害剤を充填する除害容器と、試料ガス中の酸素と黄燐蒸気との反応により発光した光の強度によって試料ガス中の酸素量を測定する微量酸素濃度計から排出される排気ガスを前記除害容器に導入する導入口と、除害剤と接触した排気ガスを排出する排出口と、を備える微量酸素濃度計の排気ガスの除害装置である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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