スペースデブリ用軽量シールド

開放特許情報番号
L2014002110
開放特許情報登録日
2014/10/31
最新更新日
2014/10/31

基本情報

出願番号 特願2009-280901
出願日 2009/12/10
出願人 学校法人法政大学
公開番号 特開2011-121476
公開日 2011/6/23
登録番号 特許第5569878号
特許権者 学校法人法政大学
発明の名称 スペースデブリ用軽量シールド
技術分野 機械・加工、輸送、土木・建築
機能 安全・福祉対策、その他
適用製品 スペースデブリ用シールド、メテオロイド衝突防御、宇宙線の防御等
目的 宇宙開発の進展に伴って、地球を周回する軌道上には人工的残存物であるスペースデブリ(宇宙ゴミ)やメテオロイド(流性物質)も存在する。このため、国際宇宙ステーションや人工衛星等はスペースデブリやメテオロイドと衝突する頻度が高まっている。スペースデブリ等が集中している低高度軌道では軌道傾斜角によっては、スペースデブリ等自体の質量が小さくても運動エネルギーが極めて大きく、宇宙構造物にスペースデブリ等が衝突した際の被害は甚大で,スペースデブリ等の衝突に対する防御策が極めて重要となる。
効果 本シールドは,スペースデブリ衝突防御用のシールドのみならず,メテオロイド衝突防御,宇宙線の防御,今後開発が進む超高速旅客機の異物衝突防御,等にも適用が可能である.本シールドの少くとも1層に充填される液体としては,通常の状態で液体のものであれば特に制限なく用いることができる.これらのものとしては,水,アルコール,液体酸素,液体水素等,または,これらの混合液体を挙げることができる.入手及び取り扱いの点や,今後燃料電池の開発が進むにつれて反応によって生成される余剰物質である水を利用することが好ましいと考える。
技術概要
本特許「スペースデブリ用軽量シールド」は,宇宙構造物等へのスペースデブリ衝突を防御するための軽量なシールドに関するものであり,宇宙構造物表面から外側に間隔をおいて設置したバンパにより層構造を形成してなる宇宙構造物のシールドであって,層構造が少なくとも2層以上で形成され,そのうちの少なくとも1層が液体を充填した液体層またはゲル状物質を充填したゲル状物質層である.また,液体層またはゲル状物質層が,宇宙構造物の貯液槽を兼用する層であることを特徴としている.宇宙構造物を地上より打ち上げるときには空の層とし,宇宙において液体またはゲル状物質を供給して液体層またはゲル状物質層とすることも特徴とする.さらに,バンパ構成材料として,軽くて強い繊維強化プラスチックから構成することも特徴とする.
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

出展実績 2014年8月26日 JST新技術発表会にてパネル展示

登録者情報

登録者名称 法政大学

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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