強度、延性及びエネルギー吸収能に優れた高強度鋼材とその製造方法

開放特許情報番号
L2014002106
開放特許情報登録日
2014/10/30
最新更新日
2015/7/28

基本情報

出願番号 特願2011-091236
出願日 2011/4/15
出願人 国立研究開発法人物質・材料研究機構
公開番号 特開2012-224884
公開日 2012/11/15
登録番号 特許第5747249号
特許権者 国立研究開発法人物質・材料研究機構
発明の名称 強度、延性及びエネルギー吸収能に優れた高強度鋼材とその製造方法
技術分野 金属材料、機械・加工
機能 材料・素材の製造、鋳造・鍛造、機械・部品の製造
適用製品 非調質鋼材
目的 建造物や橋梁等の構造物、自動車の足回り鋼材、機械用歯車等部品に使用される鋼材として、高価な合金元素を添加しないで、製造設備に過大な負荷をかけることなく現有の製造ラインを用いて、高強度かつ高延性で、エネルギー吸収能に優れた厚鋼板、形鋼、異形棒鋼、棒鋼及び鋼線等の鋼材及びその製造方法を提供する。
効果 本発明の高強度鋼材の製造方法によれば、本発明鋼材の品質特性に近い水準の特性を備えた鋼材を得るためには、焼鈍処理において30分程度の加熱時間が必要とされていたが、これを著しく短縮して僅か2分程度の加熱時間で目的を達成し、しかも得られる鋼材の品質特性は、従来の鋼材では得られていない優れた機械的性質を備えた鋼材が得られる。
特に高強度かつ高延性で、エネルギー吸収能に優れた厚鋼板や棒鋼・鋼線等の非調質鋼材が得られる。
技術概要
質量%で、
0.05〜0.20%のC、
1.0〜3.5%のSi、4.5〜5.5%のMn、
0.001〜0.080%のAl、
0.030%以下のP、
0.020%以下のS、
0.010%以下のN、
0.045%以下のNb
を含有し、残部がFe及び不可避不純物からなり、引張強さが1100MPa以上、伸びが25%以上、かつ引張強さと伸びとの積(TS×El)が30000MPa・%以上とした鋼材で、短時間焼鈍処理により、フェライトとオーステナイトとの生成比率を制御した2相組織を有する。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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