出願番号 |
特願2015-552443 |
出願日 |
2014/12/8 |
出願人 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
WO2015/087837 |
公開日 |
2015/6/18 |
登録番号 |
特許第6176682号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
かさ高い置換基を持つトリフェニルアミンを電子供与性基とした有機色素化合物及びそれを用いた半導体薄膜電極、光電変換素子、光電気化学太陽電池 |
技術分野 |
化学・薬品、電気・電子、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
新規な有機化合物、及び、半導体薄膜電極、光電変換素子、光電気化学太陽電池 |
目的 |
コバルト錯体レドックス系色素増感太陽電池の開放電圧を向上させる大きな立体障害を持ち、かつπ電子伝達部位の拡張を容易に行うことができる増感色素として有用な有機化合物を提供することにあり、さらに当該有機化合物を色素とする半導体薄膜電極、当該半導体薄膜電極を用いる光電変換素子および当該光電変換素子を用いた色素増感型太陽電池を提供する。 |
効果 |
有機化合物を有機色素として光電変換素子に用いると、コバルト錯体を電解液の酸化還元試薬として用いた色素増感太陽電池において、開放電圧が顕著に向上、従来の光電変換効率を上回る電子の再結合を抑制し、チタニア内の電子の存在時間が延長され、チタニア内の電子の蓄積が高効率化され、高い開放電圧を実現する。 |
技術概要
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一般式(1)で表される有機化合物。
(式中、Lはチオフェン環、フラン環、ピロール環もしくはこれらが縮環した複素環の中から選ばれる少なくとも1種の複素環を含む電子伝達性連結基、R1、R2、R3、R4は、それぞれ独立に、アルキル基、アルコキシ基及びアリール基から選ばれる少なくとも1種のドナー構造に結合している置換基を示す。R5は、電子伝達性連結基Lに結合している1又は複数の置換基を示し、Lを構成する炭素原子に結合する置換基である場合、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、モノアルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、環状アミノ基、ハロゲン基、水酸基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基から選ばれ、Lを構成する窒素原子に結合する置換基である場合、置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基及び芳香族炭化水素基から選ばれる。Mは水素原子又は塩形成陽イオンを示す。nは1〜6の整数を示す。) |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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