出願番号 |
特願2013-242163 |
出願日 |
2013/11/22 |
出願人 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2014-121703 |
公開日 |
2014/7/3 |
登録番号 |
特許第6230057号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
水熱反応装置 |
技術分野 |
機械・加工、化学・薬品、無機材料 |
機能 |
材料・素材の製造、制御・ソフトウェア、加熱・冷却 |
適用製品 |
水熱反応装置 |
目的 |
水熱反応装置の容器を等方的かつ均一に加熱することにより、攪拌を不要とした上で、局所的な沸騰の発生及び反応溶液界面への液滴に起因する濃度変化を抑制するとともに、ガラス製耐圧容器を使った水熱反応装置内部で進行する反応プロセスの可視化を実現する。 |
効果 |
反応容器を大型化した場合でも、従来の静置式水熱反応装置と同様に静置加熱を実現しながら、反応を進行させる保持温度(通常100℃以上)にて等方的かつ均一な加熱を実現することができる。しかも、密閉蓋への凝縮による結露発生が激減するだけでなく、反応溶液界面の上方空間の水蒸気が加熱され、水蒸気圧が高まるために、反応溶液の局所的な沸騰現象が緩和され、生成物や水溶液を直接観察することも可能になるため、合成時間等の最適条件を容易に見いだすことができるので、水熱反応装置として広く採用されることが期待できる。 |
技術概要
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水熱反応装置は、反応容器1aと、反応容器を密閉状態に封止する密閉蓋1cを備え、その内部空間を加熱することにより、高温高圧の熱水の存在下で水熱合成反応を行う。反応容器1aの側周面及び底面を加熱するヒーター5、密閉蓋1cを加熱するヒーター13、そして、反応容器1a内に設定圧力を印加する設定圧力印加装置(減圧弁20、背圧弁22)を設けるとともに、反応容器1a内に充填された反応溶液界面と、密封蓋1cの下面とにより形成される空間を区画するよう、反応容器1aの内周面に、化学的に不活性で、かつ熱伝達率の低い材料からなる板状部材16を載置した。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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