出願番号 |
特願2013-169775 |
出願日 |
2013/8/19 |
出願人 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2015-037389 |
公開日 |
2015/2/26 |
発明の名称 |
脂質分解酵素及び非イオン性界面活性剤添加によるリグノセルロース系バイオマスからの酵素糖化反応および同時糖化発酵の改善方法 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
材料・素材の製造、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
リグノセルロース系バイオマスから酵素糖化による糖の製法並びにリグノセルロース系バイオマスからの同時糖化発酵によるエタノール製法 |
目的 |
セルラーゼが酵素糖化反応容器に添加した直後にリグノセルロース系バイオマスと活性部位以外の部分で非特異的に吸着することに加え、リグノセルロース系バイオマスの糖化は加水分解反応時に溶出されるバイオマス由来セルラーゼ活性阻害物質の影響によりセルラーゼを必要以上に使用するので、セルラーゼが糖化反応における最大のコストとなっているのが現状である。そこで、本発明は、より少ないセルラーゼ添加量で糖化反応を行い、より多くの糖を得ることで糖化コストを低下させるための技術を提供する。 |
効果 |
本発明によるとリグノセルロース系バイオマス加水分解反応時に脂質分解酵素もしくは脂質分解酵素と非イオン性界面活性剤を添加することにより、通常の酵素糖化反応を行うよりもセルラーゼの添加量を1/5以下にすることができる。また、同時糖化発酵時に脂質分解酵素と非イオン性界面活性剤を添加することにより、通常の同時糖化発酵と比較して約2.5倍のエタノールを生産することができる。 |
技術概要
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本発明者らは、前記課題を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、リグノセルロース系バイオマス酵素糖化時に、脂質分解酵素もしくは脂質分解酵素と非イオン性界面活性剤を添加することにより、リグノセルロース系バイオマスの糖化効率を向上させることに加え、脂質分解酵素と非イオン性界面活性剤存在下で同時糖化発酵を行うことにより発酵阻害も回避できることを見出し、本発明に至った。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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