出願番号 |
特願2007-504638 |
出願日 |
2006/1/20 |
出願人 |
国立大学法人九州工業大学 |
公開番号 |
WO2006/090538 |
公開日 |
2006/8/31 |
登録番号 |
特許第4069209号 |
特許権者 |
国立大学法人九州工業大学 |
発明の名称 |
電力系統の系統安定度制御方法及びシステム |
技術分野 |
電気・電子、情報・通信 |
機能 |
機械・部品の製造、制御・ソフトウェア、検査・検出 |
適用製品 |
電力系統の系統安定度を制御する方法及びシステム |
目的 |
位相計測の地点を小地域内に設定することにより、局所的な系統安定度の監視と、そこでの動揺安定化制御の設計を可能にして、自家発電電力ネットワークを持つ事業者が安価な系統監視及び安定化制御システムの構築を可能にする。 |
効果 |
電力系統の常時の揺らぎから電力系統動揺モデルを構成することが可能となる。また、励磁系への補助信号のブロックをこの電力系統動揺モデルに組み込むことにより、励磁系を用いた電力系統安定化信号の設計に用いることができる。観測手法としては、GPSで時刻同期を取った多地点の需要家電圧の取得によって可能となるために、システム構成が非常に簡単なものとなることが期待される。
自家発電電力ネットワークを持つ事業者が安価な系統監視・安定化システムを構築することができる。 |
技術概要
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広域的な複数地点のそれぞれにおいて、一般需要家が用いる商用電源コンセントの電圧からその位相を検出し、この位相情報に時刻情報を付加したデータを、ネットワークを介して、データサーバに送出し、データサーバは、系統の一端を位相角基準とし、他端と中央を対象として位相差情報を観測し、得られた動揺から系統間動揺成分を抽出し、さらにその1 階および2 階微分して得られたデータ列に対して、拡張連成振動モデルを構成し、
該拡張連成振動モデルは、取得した前記位相差情報を用いて電力系統両端で逆位相に動揺する第1モードと系統の中央と両端が互いに逆位相に動揺する第2モードの特性を表現する部分と、取得した前記位相差情報を用いて電力系統安定化装置PSSから動揺モードへの影響の大きさを表す部分と、着目する発電機に設置された電力系統安定化装置PSSの動特性を表す部分とからなり、
前記位相差情報及びその微分値に関する時系列データを求め、これより、前記拡張連成振動モデルを用いて電力系統を安定化するためのパラメータを整定して、前記電力系統安定化装置PSSに入力することにより動揺モードの安定化を達成する電力系統の系統安定度制御方法。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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