出願番号 |
特願2011-197772 |
出願日 |
2011/9/11 |
出願人 |
長尾 太文 |
公開番号 |
特開2013-059359 |
公開日 |
2013/4/4 |
登録番号 |
特許第5747328号 |
特許権者 |
長尾 太文 |
発明の名称 |
団扇および骨組構造体 |
技術分野 |
生活・文化、機械・加工 |
機能 |
機械・部品の製造、その他 |
適用製品 |
プラスチック製のうちわ |
目的 |
従来のプラスチック団扇は、竹を用いて形成される伝統的な団扇の骨形状をプラスチックで模したものであり、これを越える送風性能は発揮し得ない。一方、プラスチックの持つ粘弾性特性を積極的に活用する骨形状にすれば、伝統的な団扇を凌駕する送風性能を実現できる可能性がある。そこで、団扇を扇ぐ際に扇部が後方に膨らむような弾性変形を可能とする骨形状により、プラスチック団扇についての送風性能の改善を図ることとする。 |
効果 |
プラスチック団扇を揺動させて扇ぐ際には、揺動範囲の両端付近において扇部が後方に膨らむため、この弾性変形した扇部で空気を包み込んで送風の効率を向上できる。また、プラスチック骨は一体成形できるため、従来品と同様に低コストでの量産が可能である。(したがって、節電グッズなどとして重宝され、訴求効果の高い魅力的なノベルティグッズになり得る。) |
技術概要
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プラスチック骨は、扇紙が貼付される扇部を側方および下方からU字状に包囲して柄に連結するフレームを有している。このフレームには、プラスチック団扇を扇ぐ際の揺動方向(スイング方向)への変形を抑えるため、先端から柄付近まで伸び、外周部から表裏両側に突出する突条部が設けられている。一方、揺動方向に直交する方向へのフレーム先端の撓みを増加させるべく、フレーム先端の上側接続部と、この上側接続部から遠く離れた柄付近の下側接続部を介して、扇部とフレームとが部分的に連結されている。また、扇部の変形を促進させるため、プラスチック骨においてフレームの形状に相似したU字状の内骨が形成されている。以上のようなプラスチック骨の構造(骨形状)により、デモンストレーション用に作製した試作品の動画(下の「イメージ図」のアニメーションGIFファイル)のように、団扇を扇ぐ際には揺動範囲の両端付近で扇部の慣性力によりフレームの先端が撓んで扇部が後方に膨らむため、この変形した扇部で空気を包み込んで送風の効率を向上できることとなる。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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