出願番号 |
特願2015-514756 |
出願日 |
2014/5/2 |
出願人 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
WO2014/178195 |
公開日 |
2014/11/6 |
登録番号 |
特許第6143240号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
糖鎖抗原の免疫誘導剤 |
技術分野 |
有機材料、食品・バイオ、化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
糖鎖抗原の免疫原性を増強するための方法及びそのためのキャリア化合物 |
目的 |
任意の糖鎖抗原、特に糖タンパク質のN-結合型糖鎖に含まれるオリゴ糖鎖抗原に対する免疫増強効果を有し、標的の糖鎖抗原に対する特異性及び親和性の高い抗糖鎖抗原モノクローナル抗体を提供できるキャリア化合物を提供する。また、標的とするオリゴ糖鎖抗原の構造を維持したままキャリア化合物とオリゴ糖鎖とを簡便にコンジュゲートする免疫誘導剤の製法を提供する。 |
効果 |
本発明のキャリア化合物を用いれば、免疫誘導が困難とされる糖タンパク質のN-結合型糖鎖に含まれるオリゴ糖鎖抗原であっても、その免疫原性を著しく増強することが可能である。 |
技術概要
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各種の標的オリゴ糖鎖抗原、特に糖タンパク質のN-結合型糖鎖に含まれるオリゴ糖鎖抗原と結合し、糖鎖抗原の免疫原性を高めることができるキャリア化合物を探索する中で、免疫賦活作用が知られている海綿由来のα−ガラクトシルセラミド(非特許文献13)及びその類似体である各種スフィンゴ糖脂質が有する脂質構造に着目した。糖鎖抗原にCD1分子との結合部位となるα−ガラクトシルセラミドの脂質構造を結合させることを思いつき、種々の脂質構造を検討した結果、天然には存在しない脂質構造である、アミノ基側のアルキル基中に-OHなど酸素原子を含む基も不飽和結合基も存在しない飽和アルキル基を有する一般式(1)の脂質構造を有するキャリア化合物(人工脂質)が、最も免疫原性増強作用があることを見いだした。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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