金属表面への被膜生成方法

開放特許情報番号
L2013000969
開放特許情報登録日
2013/6/3
最新更新日
2020/8/12

基本情報

出願番号 特願2009-166165
出願日 2009/7/14
出願人 国立大学法人富山大学
公開番号 特開2011-021220
公開日 2011/2/3
登録番号 特許第5569896号
特許権者 国立大学法人富山大学
発明の名称 金属表面への被膜生成方法
技術分野 金属材料
機能 材料・素材の製造、加熱・冷却
適用製品 金属表面への被膜生成方法
目的 薄い被膜にて気体透過抑制効果が高く、安価な、金属表面への被膜生成方法の提供。
効果 従来の封孔処理技術は室温でのみ有効であるか、あるいは高温で有効であっても気体の透過速度を低減するのに数十〜数百μmの厚さを必要とした。本発明による被膜生成法は、厚さ0.1μmと極めて小さな膜厚で気体(水素ガス)の透過を1/1000に抑制すると共に、600℃という高温までその効果が保持されており、本発明の効果は明らかに従来技術をしのいでいる。
さらに、リン酸マグネシウム層やリン酸アルミニウム層等のリン酸塩被膜層を形成させると、透過抑制を向上できる。
技術概要
金属表面にゾルゲル法を用いて一次被膜を形成する工程と、金属イオンを含有する溶液中に浸漬して、当該金属イオンを一次被膜に有する孔に電解析出及び焼成処理する工程とを有することを特徴とする。
核融合炉の燃料システム、原子炉燃料の再処理工場、トリチウム標識化合物の製造工場の配管材料などへの応用が期待される。また、水素製造装置や高圧水素を取り扱う化学プラントにおいて、容器・配管材料の水素脆化を予防すると共に、水素の漏洩を抑制し、爆発事故などを防ぐための被覆としても利用できる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 本発明は、高温でトリチウムおよびその他の水素同位体を取り扱う装置において、トリチウムおよびその他の水素同位体が材料中へ溶解し、また透過・漏洩することを抑制するのに有効である。
従って、核融合炉の燃料システム、原子炉燃料の再処理工場、トリチウム標識化合物の製造工場の配管材料などへの応用が期待される。
また、水素製造装置や高圧水素を取り扱う化学プラントにおいて、容器・配管材料の水素脆化を予防すると共に、水素の漏洩を抑制し、爆発事故などを防ぐための被覆としても利用できる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2024 INPIT