出願番号 |
特願2011-144214 |
出願日 |
2011/6/29 |
出願人 |
独立行政法人酒類総合研究所 |
公開番号 |
特開2013-009624 |
公開日 |
2013/1/17 |
登録番号 |
特許第6176597号 |
特許権者 |
独立行政法人酒類総合研究所 |
発明の名称 |
TCA生成能の低い麹菌及びその作出方法 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
その他 |
適用製品 |
TCAの生成能が低下した麹菌の作出方法 |
目的 |
麹菌においてTCPからTCAへの変換に関与する酵素をコードする遺伝子を同定し、清酒のカビ臭の主要な原因物質であるTCAの生成を防止することができる新規な手段を提供する。 |
効果 |
製麹工程でTCPのTCAへの変換に関与する主要なO-メチルトランスフェラーゼをコードする麹菌遺伝子が初めて同定され、TCP存在下でも製麹中のTCA生成が抑制される麹菌が初めて提供された。本発明の麹菌を用いて麹を製造し、この麹を原料として清酒を製造すれば、TCPが含まれているおそれのある木製用具等を使用しても、製麹中のTCA生成を大幅に抑えることができるため、TCA含量が低くカビ臭のない清酒を製造することができる。 |
技術概要
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麹菌においてAO080521000231遺伝子の発現を低下又は欠失させることを含む、2,4,6-トリクロロアニソール生成能が低下した麹菌の作出方法を提供した。該遺伝子の発現の低下又は欠失は、例えば遺伝子破壊により行なわれる。該遺伝子の発現が低下又は欠失した麹菌によれば、TCA含量が低くカビ臭のない清酒を製造することができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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