出願番号 |
特願2011-130340 |
出願日 |
2011/6/10 |
出願人 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
公開番号 |
特開2012-254061 |
公開日 |
2012/12/27 |
発明の名称 |
ニゲロースホスホリラーゼ |
技術分野 |
有機材料、食品・バイオ、化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造、食品・飲料の製造、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
この発明に係る酵素ニゲロースホスホリラーゼを用いることにより、ニゲロースを製造することが可能である。またこの発明に係るニゲロースホスホリラーゼを用いれば、β−グルコース1−リン酸を高効率に製造することもできる |
目的 |
ニゲロースは、食品用素材や医薬品用素材などへの利用が期待される有用なオリゴ糖である。ニゲロースに対する特異的かつ可逆的な加リン酸分解活性を有する酵素ニゲロースホスホリラーゼを提供する。ニゲロースホスホリラーゼを用いれば、β−グルコース1−リン酸を高効率に製造することもできる。 |
効果 |
ニゲロースに対する特異的かつ可逆的な加リン酸分解活性を有する酵素ニゲロースホスホリラーゼを提供することができる。ニゲロースホスホリラーゼを用いれば、β−グルコース1−リン酸を高効率に製造することもできる。 |
技術概要 |
森林土壌に見出された嫌気性中温性セルロース分解性細菌であるクロストリディウム・フィトファーメンタンス(Clostridium phytofermentans)から、この発明に係る新規な活性を有する新規酵素を取得した。この新規酵素ニゲロースホスホリラーゼは、α−グルコシル二糖(α−グルコシル結合を有する二糖;特に、α−1,3結合含有グルコシル二糖)、とりわけニゲロースを特異的かつ可逆的に加リン酸分解して、グルコースとβ−グルコース1リン酸を生成するという新規な活性を有する。本酵素は、リン酸存在下で加リン酸分解活性を示し、リン酸非存在下では加リン酸分解活性を示さない。新規酵素ニゲロースホスホリラーゼは、クロストリディウム属(Clostridium)細菌、好ましくはクロストリディウム・フィトファーメンタンスを培養して得られる培養物から、常法に従って回収することができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。 |
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