ナシ・カキ等の落葉果樹の重要害虫であるマツモトコナカイガラムシ(学名:Crisicoccus seruratus)の性誘引物質、及びこれを有効成分とする性誘引剤

開放特許情報番号
L2013000075
開放特許情報登録日
2013/1/16
最新更新日
2020/2/26

基本情報

出願番号 特願2011-126846
出願日 2011/6/7
出願人 国立研究開発法人農業環境技術研究所、島根県
公開番号 特開2012-250962
公開日 2012/12/20
登録番号 特許第5857369号
特許権者 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 マツモトコナカイガラムシの性誘引物質、及び性誘引剤
技術分野 化学・薬品、有機材料、食品・バイオ
機能 材料・素材の製造、食品・飲料の製造、安全・福祉対策
適用製品 マツモトコナカイガラムシのオス成虫を誘引・捕獲し、発生状況を知るのに有効な性誘引剤を得ることができる、また雌雄の交尾行動を撹乱する交信撹乱剤や、雄成虫を誘引除去する大量誘殺剤としても利用することができる
目的 ナシ・カキ等の落葉果樹の重要害虫であるマツモトコナカイガラムシの性誘引物質、及びこれを有効成分とする性誘引剤を提供する。
効果 マツモトコナカイガラムシのオス成虫を誘引・捕獲し、発生状況を知るのに有効な性誘引剤を得ることができる。また、雌雄の交尾行動を撹乱する交信撹乱法や、雄成虫を誘引除去する大量誘殺法といった、成虫の産卵を直接的に抑える防除法にも活用することができる。
技術概要
 
マツモトコナカイガラムシの未交尾のメスから放出される性誘引物質を単離同定することにより、本発明に至った。この発明は一般式(省略)で示されるエステル化合物であることを特徴とするマツモトコナカイガラムシの性誘引物質である。誘引物質としては一般式におけるRがメチル基である、3−メチル−3−ブテニル5−メチルヘキサノエートが特に好ましい。この誘因物質はマツモトコナカイガラムシのオスに対して高い性誘引効果を発揮し、マツモトコナカイガラムシの発生調査、大量誘殺や交信撹乱に利用することができる。この誘因物質の性状は、常温では揮発性で芳香性を有する透明の液体である。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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