出願番号 |
特願2004-219627 |
出願日 |
2004/7/28 |
出願人 |
国立大学法人 大分大学 |
公開番号 |
特開2006-038660 |
公開日 |
2006/2/9 |
登録番号 |
特許第4292296号 |
特許権者 |
国立大学法人 大分大学 |
発明の名称 |
透過電子顕微鏡観察用試料の電子染色法。 |
技術分野 |
情報・通信 |
機能 |
材料・素材の製造、制御・ソフトウェア、その他 |
適用製品 |
エポキシ樹脂(エポン)などの高分子に包埋した組織塊から超薄切片を作製し、それをアリザリンと鉛を使って電子染色する方法 |
目的 |
ウラン染色の代替え技術としていろいろ研究されている方法の何れも、細胞組織内への染色処理液の浸透力が弱く、且つ染色性が悪く、コントラストも低いので実用化が難しい。よって、電子染色において、ウラン、鉛電子染色法に替わる同等又は優れた電子染色方法を提供する。 |
効果 |
アリザリン水溶液と鉛水溶液の細胞組織内浸透速度は均等で且つ早く、細胞組織の細胞膜、核質、核膜、ミトコンドリア、粗面小胞体、滑面小胞体およびグリコーゲン顆粒が良好に染色され、透過電子顕微鏡下でそれらの微細構造が明瞭な高コントラストで観察することが出来る。
また、アリザリン水溶液と鉛染料液の入手が容易で安価でもあり、これらの染色液の作製も比較的簡単なことから、この染色法の一般化をはかることは、さほど難しいことではない。 |
技術概要
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エポキシ樹脂に包埋・重合し薄切した細胞組織を電子染色するに際して、前記の薄切した細胞組織を温度15〜50℃、濃度を0.05〜10.0%にしたアリザリン水溶液に浸漬し、これを洗浄後に、pH11〜pH13で温度15〜30℃の鉛染色液に1分〜10分浸漬し、これを洗浄することを特徴とする透過電子顕微鏡試料の電子染色法。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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