出願番号 |
特願2012-153454 |
出願日 |
2012/7/9 |
出願人 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2014-016230 |
公開日 |
2014/1/30 |
発明の名称 |
生体その場観察における分光分析法 |
技術分野 |
情報・通信、食品・バイオ |
機能 |
検査・検出、材料・素材の製造 |
適用製品 |
分光分析法 |
目的 |
分光分析による吸収測定を行う際に、試料の光散乱に依存しない定量分析法を提供する。 |
効果 |
試料の基質を原因とする散乱係数に関係せずに、混合溶液の混合比率を求めることが可能となる。
光散乱をはじめとする減衰に依存しないため、無調整での測定や、個体差を考慮することなく、簡単に計測を行える可能性を有する。たとえば血液検査において、現在は侵襲性の高い観血式による試料採取と分光計測が必要であるが、本手法において非観血かつその場測定を行える可能性がある。これは健康診断における手間を大幅に削減し、献血におけるタイムラグを無くし、糖尿病患者の血糖管理におけるストレス低減に大きく貢献する可能性がある。 |
技術概要
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生体中などの光散乱は、主として生体内基質によって生じるものと光吸収によって生じるものの2つの原因がある。生体内基質によって生じる光散乱は、互いに近接した波長を有する光の間においては散乱係数がほぼ同等とみなせるため、互いを比較することで光散乱の影響を打ち消すことが可能となる。また、光吸収によって生じる光散乱は、同程度の光吸収を有する複数の光を比較することで、影響を打ち消すことが可能となる。そこで、この2つの原因からなる光散乱を解決するため、近接した波長かつ同じ吸光度を有する波長という2つの条件を満たす2つ以上の波長を測定することで解決する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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