遺伝子連結法およびそれを用いた単鎖抗体作製方法

開放特許情報番号
L2012002290
開放特許情報登録日
2012/8/8
最新更新日
2016/11/25

基本情報

出願番号 特願2012-106165
出願日 2012/5/7
出願人 国立研究開発法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2013-233096
公開日 2013/11/21
登録番号 特許第6004423号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 遺伝子連結法およびそれを用いた単鎖抗体作製方法
技術分野 食品・バイオ、化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 単鎖抗体作製方法
目的 2種類のDNA又はDNAライブラリーを正確にかつ高効率で連結する核酸連結法を提供することであり、また、当該連結法を利用した機能性タンパク質をコードする遺伝子のスクリーニング方法及び機能性タンパク質大量生産方法を提供する。
効果 多様性の高いCDR領域までが一本鎖化されることはなく、リンカー部分の結合以外の非特異的な結合を防ぐことができるので、CDR本来の多様性を維持した単鎖抗体ライブラリーが製造できるから、簡便かつ確実に優れた機能性の単鎖抗体が創成できる。当該連結法により長鎖同士をつなぎ合わせることも可能となり、実用上広い分野での応用が期待される。また反応を一本のチューブの中で短時間で完結させることができ、コンタミや試料のロスを極力抑えることができることも大きな利点である。
技術概要
第1のDNAのリバースプライマーの5’側、及び第2のDNAのフォワードプライマーの5’側のそれぞれにリンカー配列を設けその5’末端をリン酸化しておく。第1及び第2のDNAのそれぞれをPCRで増幅後、末端リン酸化された鎖をリンカー領域が1本鎖になるまでλエキソヌクレアーゼ消化し、アニーリングさせてBstDNAポリメラーゼでDNAの置換合成を行い、2本鎖の融合DNAを製造する。第1及び第2のDNAとして、2種類のDNAライブラリーを選択すれば、2本鎖の融合DNAライブラリーができるので、ファージディスプレイ法と組み合わせることによって、融合タンパク質ライブラリーを作製することができ、目的の機能性を指標に機能性タンパク質をスクリーニングすることができる。さらにスクリーニングを繰り返すことで、目的の機能性タンパク質を選択的に取得できる。例えば、標的物質に対する高い結合活性を有する単鎖抗体を製造することができる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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