出願番号 |
特願2012-098318 |
出願日 |
2012/4/24 |
出願人 |
独立行政法人農業生物資源研究所、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
公開番号 |
特開2012-139242 |
公開日 |
2012/7/26 |
発明の名称 |
植物の種子休眠を制御するSdr4遺伝子およびその利用 |
技術分野 |
有機材料、食品・バイオ |
機能 |
材料・素材の製造、検査・検出、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
この遺伝子の過剰発現あるいはKasalath型または日本晴型Sdr4の導入によりイネの穂発芽耐性を強くすることが可能であり、交配による遺伝子移入に比してきわめて短期間であり、他の形質の変化を伴わないで穂発芽耐性の向上が計れ、イネ品種の育成に貢献出来る |
目的 |
植物の種子休眠を制御する新規な遺伝子を提供し、この遺伝子を利用して植物の種子休眠を制御する方法、被検植物の穂発芽耐性を検出する方法を提供する。 |
効果 |
この遺伝子の過剰発現あるいはKasalath型または日本晴型Sdr4の導入によりイネの穂発芽耐性を強くすることが可能であり、交配による遺伝子移入に比してきわめて短期間であり、他の形質の変化を伴わないで穂発芽耐性の向上が計れ、イネ品種の育成に貢献出来る。
この発明で明らかとなったSdr4遺伝子は、単子葉植物から双子葉植物に至るまで植物全般において発芽の調節を行っている因子であるといえ、イネ科作物であるオオムギやコムギの穂発芽耐性を向上するためにも有用である。 |
技術概要 |
マップベースクローニング法を利用して、穂発芽耐性遺伝子であるSdr4の塩基配列を単離・同定し、相補試験、ノックダウン系統による機能解析、ミュータントの単離により日本晴のSdr4にも発芽抑制能があることを確認した。またイネSdr4遺伝子と相同性の高いシロイヌナズナの遺伝子を検索した結果、最も相同性の高いAtSdr4L1は発芽を制御する機能を有することを見出した。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
実施権条件 |
平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。 |
|