出願番号 |
特願2010-519130 |
出願日 |
2009/7/3 |
出願人 |
国立大学法人九州大学 |
公開番号 |
WO2010/002042 |
公開日 |
2010/1/7 |
発明の名称 |
タンパク質ラベル化用酵素基質 |
技術分野 |
食品・バイオ、有機材料 |
機能 |
検査・検出、材料・素材の製造、安全・福祉対策 |
適用製品 |
タンパク質ラベル化用酵素基質、トランスグルタミナーゼ基質、蛍光標識化タンパク質、タンパク質の蛍光標識化方法、タンパク質へ機能性分子を連結する方法、抗体へ蛍光物質を連結する方法、トランスグルタミナーゼの新規蛍光基質 |
目的 |
抗体の抗原認識能を失活させることなく、その特定部位へ選択的に標識を修飾する技術として、現在、一般的に行われている抗体への修飾法は化学修飾法であるが、化学修飾法では、抗原認識能を失活してしまう恐れがあり、また、導入数、導入部位の制御が困難などといった問題点があり、新規修飾法の開発が必要とされている。そこで、トランスグルタミナーゼを用いて、タンパク質へ機能性分子を連結する方法、特に、抗体へ蛍光物質を連結する方法を提供する。 |
効果 |
タグ導入部位選択的な組換えタンパク質の蛍光標識化に加え、タグの導入などの遺伝子工学的な組み換えを必要とせず、抗体そのものへ直接微生物由来のTGaseにより蛍光基質を導入できる汎用性の高い新規修飾法を開発した。 |
技術概要
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(蛍光基)−(リンカー)−(トランスグルタミナーゼ(TGase)が認識可能なグルタミン残基を含む部分)−Rで表される、トランスグルタミナーゼ(TGase)の基質が提供される(式中、蛍光基が、フルオレセインイソチオシアネート、テキサスレッド若しくはダンシル又はそれから誘導される基であり、リンカーが、−NH−(CH↓2)↓n−CO−(nは1〜6の整数)で表される基であり、TGaseが認識可能なグルタミン残基を含む部分が、QX(Xはリシン以外のアミノ酸残基)であり、かつRが、水酸基、又はビオチン、核酸、ポリエチレングリコール、アジド、アルキン、マレイミド若しくはシクロペンタジエン又はそれから誘導される基である。)。また、TGaseにより、TGaseが認識可能なリシン残基を有するタンパク質と、TGaseの基質とを連結することにより得られる、蛍光標識化タンパク質、その製法、更には、タンパク質の標識化方法が提供される。蛍光基質の幾つかを例示する。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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