出願番号 |
特願2010-048403 |
出願日 |
2010/3/4 |
出願人 |
国立大学法人九州大学 |
公開番号 |
特開2011-184313 |
公開日 |
2011/9/22 |
発明の名称 |
植物性グロブリンの動脈硬化の処置のための利用 |
技術分野 |
食品・バイオ、化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造、食品・飲料の製造、安全・福祉対策 |
適用製品 |
植物性グロブリン、動脈硬化性疾患用経口医薬・食品組成物、アテローム性動脈硬化症治療薬 |
目的 |
動脈硬化の発症・進展の最も重要な因子として高コレステロール血症が認識され、最近では、動脈硬化の病巣中に細胞の炎症があることも認められいる。アテローム性動脈硬化病変を予防するために、機能性食品の分野からも種々の検討がなされてきている。そこで、植物性グロブリンの全部又は活性のある一部の臨床上有効量を含む、動脈硬化又は動脈硬化性疾患を処置するための、経口医薬又は食品組成物を提供する。 |
効果 |
有効成分が特定されることにより、比較的少量で、経口投与で効果を発揮することができ、サプリメント等の形態で負担なく利用することができる。動脈硬化症発症予防に有効な食品由来の成分として、米タンパク質から調製された植物性グロブリンが、少量の経口投与により動脈硬化症に対して効果を発揮しうることが確認された。 |
技術概要
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植物性グロブリンの全部又は活性のある一部の臨床上有効量を含む、動脈硬化又は動脈硬化性疾患を処置するための、経口医薬又は食品組成物が提供される。このものは、動脈硬化を、治療するため又は進行を抑制する組成物として有用である。この植物性グロブリンが、原料植物、望ましくは米から抽出された粗製タンパク質を、1M NaClに溶解し、その溶液を30%硫安分画し、生じた沈殿を透析することにより得られる。図は、雄ApoE↑-↑/↑- miceの大動脈及び大動脈根の動脈硬化病変領域への、米グロブリンの経口投与の効果である。(A) Sudan IV染色により動脈の動脈硬化巣を可視化した写真、(B)染色されている陽性領域を広げて面積を測定し、パーセント表示したグラフ(n = 7, 8)、(C) Van Gieson染色及びhaematoxylin染色により、動脈根の動脈硬化巣を可視化した写真で、(D) 染色されている陽性領域を広げて面積を測定し、パーセント表示したグラフである(n = 7, 8)。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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