出願番号 |
特願2009-268556 |
出願日 |
2009/11/26 |
出願人 |
公立大学法人大阪府立大学 |
公開番号 |
特開2011-113788 |
公開日 |
2011/6/9 |
登録番号 |
特許第5415915号 |
特許権者 |
公立大学法人大阪 |
発明の名称 |
電極触媒およびこれを用いた燃料電池 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造 |
適用製品 |
電極触媒およびこれを用いた燃料電池 |
目的 |
金属超微粒子を担持した新たな燃料電池用の触媒を提供する。 |
効果 |
従来鉄還元細菌を用いて還元した金属イオンを、金属を回収せずにそのまま電極触媒として用いる。この金属微粒子が表面に生成した細菌を乾燥した乾燥体を燃料電池用の触媒として用いると、従来の燃料電池用の触媒と同等の効果を有する。また、製造も、金属微粒子が表面に生成した細菌を乾燥すればよいので、操作も容易であり、安定化剤の除去なども必要としない。 |
技術概要 |
電極触媒は、微生物乾燥体からなる担体と、担体に担持され、触媒活性を有する金属とを、含む。微生物乾燥体は、鉄還元細菌の乾燥体である。また、触媒活性を有する金属が、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rd)、金(Au)、銀(Ag)、イリジウム(Ir)、およびオスミウム(Os)からなる群より選択された少なくとも1種であってもよい。電極触媒の製造では、触媒活性を有する金属の塩を水(蒸留水、イオン交換水、純水などを含む)に溶解させて金属イオン水溶液を得る。また、金属イオン水溶液のpHは水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属の水酸塩、またはアルカリ土類金属の水酸塩などを用いることで調整してもよい。鉄還元細菌の懸濁液の調製は、まず指数増殖末期に達した鉄還元細菌培養液を、窒素ガスにより嫌気状態にしたグローブボックス内で採取し、遠心分離機で集菌する。集菌した菌液を、緩衝液を用いて所定の濃度に調整する。調製した金属イオン水溶液と鉄還元細菌の懸濁液を嫌気性雰囲気、常温で混合し、スターラーなどによる攪拌などを行って金属イオンを還元し、細胞表面に金属微粒子を生成させる。また、電極触媒を備えた燃料電池である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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