出願番号 |
特願2010-143216 |
出願日 |
2010/6/23 |
出願人 |
公立大学法人大阪府立大学 |
公開番号 |
特開2011-026701 |
公開日 |
2011/2/10 |
登録番号 |
特許第5666835号 |
特許権者 |
公立大学法人大阪 |
発明の名称 |
金属の回収方法 |
技術分野 |
化学・薬品、金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
金属の回収システム |
目的 |
簡易な処理により、インジウム、ガリウムまたはスズを含む金属含有物から、効率的にこれらの金属を回収する方法を提供する。 |
効果 |
従来鉄イオンなどの金属イオンの還元に関与していた鉄還元細菌をインジウム、ガリウムまたはスズの回収に用いる。これにより、インジウム、ガリウムまたはスズを高純度で効率よく回収できる。また、精製工程を必要としない。 |
技術概要 |
インジウム、ガリウムまたはスズを含む金属含有物を、鉄還元細菌で処理することにより、インジウム、ガリウムまたはスズを回収できる。なお、鉄還元細菌は、従来電子供与体から電子の供給を受けて、鉄を還元する。あるいは、貴金属または白金族のイオンを直接還元する。鉄還元細菌は、インジウム、ガリウムまたはスズを還元せずに、これらを微生物細胞に分離・回収する。すなわち、鉄還元細菌の新たな機能を見出し、その機能を利用するものである。また、鉄還元細菌をアルカリ処理または焼成してインジウム、ガリウムまたはスズを回収すると、これらの金属を高濃度に濃縮できる。さらに、インジウムおよびスズを含む混合物であっても、条件を選択することで、それぞれ単独で回収できる。したがって、分離工程を必要とせず、簡易な工程で回収できる。インジウムの回収方法で用いる鉄還元細菌は、シワネラ アルゲまたはシワネラ オネイデンシスであると好ましい。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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