出願番号 |
特願2009-169740 |
出願日 |
2009/7/21 |
出願人 |
独立行政法人物質・材料研究機構 |
公開番号 |
特開2011-023678 |
公開日 |
2011/2/3 |
登録番号 |
特許第5549971号 |
特許権者 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
発明の名称 |
分子電子デバイス及びその製造方法 |
技術分野 |
情報・通信、有機材料、電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造、その他 |
適用製品 |
分子電子デバイス |
目的 |
この発明は、単分子からなる機能性有機分子と一分子幅の導電性ポリマー鎖とが共有結合で連結されている分子電子デバイスを提供する。 |
効果 |
この発明を用いることにより、将来の情報処理装置の一層の微小化、高性能化に寄与できる。また、機能性有機分子と分子ワイヤとの電気的な接続が確実なものとなるとともに、製品としてのバラつきも少なくなる。さらに、製造プロセスが簡単になるという効果も発揮される。 |
技術概要
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情報処理装置に使われるシリコン半導体を用いたデバイスは、一層の微小化、高性能化は原理的、技術的、経済的な問題のためやがて限界に達しようとしている。そこで、情報処理デバイスの一層の微小化、高性能化を実現させるためには、従来とは異なる新しい概念のナノメートルスケール・デバイスの開発が必要になる。その有力候補の1つは、基板上に整流やスイッチ等の機能を持つ機能性有機分子を配し、これらを分子ワイヤで結線した分子電子デバイスがある。しかし、これらの分子電子デバイスは金属電極の形成や結線が困難であった。この発明の分子電子デバイスは、次の4つの工程によって製造される。(1)基板上に、連鎖重合可能で、かつ、重合後は導電性ポリマーとなりうる有機モノマーの規則的配列を含む薄膜を形成する。(2)その薄膜上に、単分子からなる機能性有機分子を離散的に配置する。(3)薄膜の所定の箇所に刺激を加え、その刺激した箇所の連鎖重合可能な有機モノマーから機能性有機分子に向かって一分子幅の導電性ポリマー鎖を生長させる。(4)生長した導電性ポリマー鎖の先端が、機能性有機分子に達し、その導電性ポリマー鎖の生長が停止する。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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