出願番号 |
特願2009-144800 |
出願日 |
2009/6/18 |
出願人 |
独立行政法人物質・材料研究機構 |
公開番号 |
特開2011-001590 |
公開日 |
2011/1/6 |
登録番号 |
特許第5636639号 |
特許権者 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
発明の名称 |
Ni基超合金 |
技術分野 |
金属材料、機械・加工 |
機能 |
材料・素材の製造、機械・部品の製造、鋳造・鍛造 |
適用製品 |
Ni基超合金、ジェットエンジン・産業用ガスタービンなど高温機器用耐熱合金 |
目的 |
Mo、Coを含有するNi基単結晶超合金は、高温機器に適したNi基超合金とされるが、Ni基単結晶超合金の利用性を広めるには、Co、Moを極力使用しない新しいNi基超合金の開発が望まれる。また、Reを含有するNi基単結晶超合金は従来のNi基超合金に比べて顕著な耐熱性を有していることから、高温機器に幅広く使用されているが、Reの価格の上昇の問題がある。そこで、Co,Moを添加しないか、極微量の添加で、また、極力少ないRe含有量で、優れた耐熱性・高温での耐腐食性を有するNi基超合金を提供する。 |
効果 |
この技術により、Co及びMoを含有したNi基超合金と同様もしくはそれ以上の耐熱性を有しているCo及びMoフリーのNi基超合金を提供することができた。さらに、高価なReの使用量を極力抑えながら、Ni基超合金を特定の組成に制御することにより、優れた耐熱性と高温下における優れた耐酸化性、耐腐食性を兼ね備えたNi基超合金を提供することも可能となった。 |
技術概要
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このNi基超合金は、Cr、W、Al、Hf及びReを必須添加元素とし、Cr:1.0重量%以上12.0重量%以下、W:6.0重量%以上10.0重量%以下、Al:4.0重量%以上7.0重量%以下、Ta+Nb:5.0重量%以上12.0重量%以下、Hf:2.0重量%以下、Re:0.1重量%以上5.0重量%以下を含有し、残部がNiと不可避的不純物からなる組成を有する。更に、Ni基超合金により構成されたNi基超合金部材、及び、Ni基超合金を普通鋳造法、一方向凝固法、あるいは単結晶凝固法により鋳造成形して製造したNi基超合金部材の製造方法が提供される。図は、合金番号2の合金と合金番号7(比較合金)の合金について、硫化腐食試験後の試料の外観写真の比較および組成元素を示す。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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