出願番号 |
特願2010-193460 |
出願日 |
2010/8/31 |
出願人 |
独立行政法人物質・材料研究機構 |
公開番号 |
特開2011-002849 |
公開日 |
2011/1/6 |
登録番号 |
特許第5403521号 |
特許権者 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
発明の名称 |
分極反転領域を形成する装置 |
技術分野 |
情報・通信、電気・電子、その他 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造、制御・ソフトウェア |
適用製品 |
分極反転領域を形成する装置 |
目的 |
この発明は、均一、かつ、短周期の分極反転領域を強誘電体単結晶に形成する装置を提供する。 |
効果 |
この発明による強誘電体単結晶に複数のパルス電圧を印加することによって分極反転領域を形成する装置は、複数のパルス電圧のそれぞれを強誘電体単結晶に印加した際に強誘電体単結晶に流れる電荷量はそれぞれ等しくなるように制御する制御部を有する。その結果、いずれの電極においても、強誘電体単結晶の分極反転の進行速度を一定にすることができるので、均一な周期分極反転領域を形成することができ、より短周期の周期分極反転領域を形成することができる。 |
技術概要
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強誘電体の分極反転現象を利用して、強誘電体の内部に周期的な分極反転領域を形成することができる。このような分極反転領域は、周波数変調器および波長変換素子に利用される。特に、優れた非線形光学効果を有する強誘電体を用いた、短波長化可能な波長変換素子の実現が望まれており、波長変換領域を広げるため、LiTaO↓3などが用いられていた。しかし、従来の方法によれば、複数回パルス電圧を印加し続けると、分極反転面積の異なる、分極反転領域が形成される点が問題となっていた。この発明は、強誘電体単結晶に複数のパルス電圧を印加することによって分極反転領域を形成する装置は、周波数を発生するパルス電源と、周波数に基づいて電圧をパルス化し、複数のパルス電圧を強誘電体単結晶に印加する電圧増幅装置と、複数のパルス電圧のそれぞれの強誘電体単結晶への印加によって強誘電体単結晶に流れる反転電流を測定する電流モニタと、測定された反転電流に基づいて強誘電体単結晶に流れる電荷量を求め、複数のパルス電圧の印加それぞれによる電荷量が等しくなるようにパルス電源を制御する制御部とを備えるものである。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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