出願番号 |
特願2010-118582 |
出願日 |
2010/5/24 |
出願人 |
独立行政法人物質・材料研究機構 |
公開番号 |
特開2011-225416 |
公開日 |
2011/11/10 |
登録番号 |
特許第5660430号 |
特許権者 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
発明の名称 |
水素発生材料、その製造方法、水素の製造方法および水素製造装置 |
技術分野 |
無機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
水素発生材料、水素発生材料の製造方法、水素の製造方法、水素製造装置 |
目的 |
水素発生材料はこれまでに盛んに研究されている。クリーンエネルギーとして注目されている水素であるが、従来技術の下では、水素発生材料を作製するためには煩雑な操作と高エネルギー付与が要求されるかまたは水素吸蔵合金若しくは高圧タンク等により貯蔵したりする他は、容易に入手する方法がなかった。そこで、大気中でも安定した水素発生材料等を提供する。 |
効果 |
この技術によると、Mgのナノ粒子でありながら大気中において安定するのみならず、従来にはない高速での水素発生を実現することができる。この結果、水素吸蔵合金若しくは高圧タンクを用いることのない、水素製造とその使用をその場で実現し得ることが可能となる。 |
技術概要
 |
その表面が徐酸化処理されたMgナノ粒子を含み、この徐酸化処理されたMgナノ粒子が水と反応して水素を発生する水素発生材料が提供される。この場合、Mgナノ粒子の比表面積は70m↑2/g未満3m↑2/g超が好ましい。また、この水素発生材料は標準電極電位がMgよりも正方向に大きな金属の粉末を含むことが好ましく、このような金属としては、Ag、CuおよびFeから選ばれた金属などが挙げられる。この水素発生材料は所定形状に成形してよく、またペレット状であってよく、また、液体中、例えば無水アルコールに分散してよい。この水素発生材料の製造方法は、少なくともステップ@およびAの工程を備える;@Mg金属塊を水素、窒素、Arまたは、これらの混合ガス雰囲気中でアーク溶解してMgナノ粒子を得る工程、AこのMgナノ粒子の表面を徐酸化処理する工程。更に、水素発生材料からなる水透過性の水素発生床を収容する水素発生槽と、水供給手段と、水素発生槽内に設けられ、水供給手段からの水を発生床に向けて滴下する滴下口とを設けた水素製造装置が提供される。図は、Mg粉末1、2、3の水素発生量の変化を示すグラフである。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|