硫化ガドリニウム型構造酸化イットリウム及びその製造方法

開放特許情報番号
L2012000569
開放特許情報登録日
2012/3/9
最新更新日
2015/10/9

基本情報

出願番号 特願2010-089993
出願日 2010/4/9
出願人 独立行政法人物質・材料研究機構
公開番号 特開2011-219306
公開日 2011/11/4
登録番号 特許第5565680号
特許権者 国立研究開発法人物質・材料研究機構
発明の名称 硫化ガドリニウム型構造酸化イットリウム及びその製造方法
技術分野 無機材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 硫化ガドリニウム型構造酸化イットリウム、酸化イットリウムの製造方法
目的 酸化イットリウムは耐熱セラミックに、また固体燃料電池用のイットリア安定化ジルコニアのような機能性材料の主要構成要素等として広く使用されている。酸化イットリウムの結晶構造としては、従来、A型希土類型、B型希土類型、C型希土類型、及びCaF↓2型の4種類が知られている。しかし、酸化イットリウムの相転移への温度の効果を入れた高圧下X線回折実験は報告されていない。そこで、既知の構造とは異なり、したがって従来にはなかった有用な特性が期待できる酸化イットリウムを提供する。
効果 硫化ガドリニウム型構造の酸化イットリウムという、新規な構造の酸化イットリウムを与えることができた。この構造の酸化イットリウムは常温常圧下でも準安定的に存在し、また結晶構造が密になるため、C型及びB型希土類型構造を持つEu↑3↑+:Y↓2O↓3とは異なる蛍光特性が期待される。
技術概要
9GPa以上の圧力と800℃以上の温度で酸化イットリウムを処理することにより、硫化ガドリニウム型構造という新規な構造を有する酸化イットリウムが得られる。ここで、圧力は40GPa以下とすることができ、また、圧力は10GPa以上かつ23GPa以下とすることができ、また、温度は2000℃以下とすることができる。昇温をレーザー照射によって行うことができ、また、ダイヤモンドアンビルにより圧力を印加することができる。図は、硫化ガドリニウム型酸化イットリウムの生成経路と各種結晶構造の比較を示す模式図で、従来試みられたことがなかった圧力及び温度の条件下で、硫化ガドリニウム型構造という新規な構造を有する酸化イットリウムが得られることがわかる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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