マグネシウム合金

開放特許情報番号
L2012000564
開放特許情報登録日
2012/3/9
最新更新日
2015/10/9

基本情報

出願番号 特願2010-062436
出願日 2010/3/18
出願人 独立行政法人物質・材料研究機構
公開番号 特開2011-195868
公開日 2011/10/6
登録番号 特許第5561592号
特許権者 国立研究開発法人物質・材料研究機構
発明の名称 マグネシウム合金
技術分野 金属材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 高強度で十分な加工性を有するマグネシウム合金
目的 マグネシウム合金は、高強度のものが近年開発され、アルミニウム合金に変わる新素材として、自動車、航空機などの構成材料として注目されているが、工業用材料として使用するには、加工性が悪く、これを改善するために各種の開発がなされているが未だ十分なものは得られていない。そこで、高強度で十分な加工性を有しながら、その他の特性も調整可能なマグネシウム合金を提供する。
効果 このマグネシウム合金は、亜結晶粒の存在により、結晶粒自体の変形が可能になるが、結晶粒間の滑りは阻止されると推測され、良好な延性と高強度との特性の両立が図られた結晶構造を持ちながら、次のような利点をも兼ねそなえることが可能になった。アルミニウム含有量が少ない構成では、微細組織を広い温度域にて作製することが可能である。また、アルミニウム含有量が多い構成では、素材の二次加工性が優れることや耐食性が改善することなどの特徴が挙げられる。
技術概要
マグネシウムを主成分とし、その結晶構造が大傾角粒界を有し、この大傾角粒界に囲まれた結晶粒の内部が亜結晶粒にて構成されているマグネシウム合金であって、添加元素としてAlが3.5質量%超11質量%以下含有されているマグネシウム合金、並びに、マグネシウムを主成分とし、その結晶構造が大傾角粒界を有し、この大傾角粒界に囲まれた結晶粒の内部が亜結晶粒にて構成されているマグネシウム合金であって、添加元素としてAlが2.5質量%未満0.1質量%以上、含有されているマグネシウム合金が提供される。結晶粒の平均結晶粒径が5μm以下で、亜結晶粒の平均粒径として1.5μm以下であること、また、結晶粒径が5μm以下の結晶粒が全体の7割以上を占めることが好ましい。図は、室温引張試験により得られた公称応力−公称ひずみ曲線である。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2021 INPIT