出願番号 |
特願2010-038460 |
出願日 |
2010/2/24 |
出願人 |
独立行政法人物質・材料研究機構 |
公開番号 |
特開2011-173822 |
公開日 |
2011/9/8 |
発明の名称 |
金属錯体アレイとその製造法及び材料 |
技術分野 |
有機材料、金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
金属錯体アレイ、金属錯体アレイ固定化固体、金属錯体アレイの製造法 |
目的 |
核酸やタンパク質等の有機物連結体の合成に固相合成は極めて有効で、汎用性の高い手法である。これは固体樹脂の表面に、モノヌクレオチドやアミノ酸等の有機モノマーを逐次導入することで、望みのシークエンスを持つ連結体(核酸やポリペプチド)を作製する技術である。しかし、従来、金属錯体は対象とはされず、固相合成により金属錯体連結体を合成することはなかった。そこで、金属錯体アレイ、又はそれが固体に固定化された金属錯体アレイ固定化固体とその製造法の提供、或いは、その目的に好適に用いられる材料(新規化合物)を提供する。 |
効果 |
この製造法により、固相担体に固定された金属錯体アレイ固定化固体、或いは固相担体に固定されていない、即ち遊離の金属錯体アレイで、その金属中心の数、金属種、及びそのシークエンスが制御された金属錯体アレイを製造できる。固相担体に固定された金属錯体アレイ固定化固体、或いは固相担体に固定されていない、即ち遊離の金属錯体アレイは新規なもので、これは高活性な反応触媒としての利用も期待できる。 |
技術概要
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アミノ基及びカルボキシル基を有する金属錯体化合物の二以上が、互いにそのアミノ基及びカルボキシル基の関与するアミド結合を介してマルチの連結体を形成した金属錯体アレイは、新たに合成した有機化合物及びその金属錯体を用い、これをフルオレニルメトキシカルボニルペプチド固相合成法と同様な操作によって、固相担体上でマルチに連結させ、最後に固相担体から切り離すことで製造できる。また、かかる金属錯体アレイ、金属錯体固定化固体、さらに、金属錯体アレイの製造原料として用いられる中間体(新規化合物)が提供される。図は、金属錯体アレイの合成スキーム(但し、連結体の数は3個の例である。)、レジン上でのPt−Pt Homodiadの合成手順及び化学構造式、および、レジン上でのRh−Pt−Ru Heterotriadの合成の合成手順及び化学構造式を示す。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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