水溶性フタロシアニン

開放特許情報番号
L2012000549
開放特許情報登録日
2012/3/9
最新更新日
2015/10/9

基本情報

出願番号 特願2010-013707
出願日 2010/1/26
出願人 独立行政法人物質・材料研究機構
公開番号 特開2011-153166
公開日 2011/8/11
登録番号 特許第5586010号
特許権者 国立研究開発法人物質・材料研究機構
発明の名称 水溶性フタロシアニン
技術分野 有機材料、化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 水溶性フタロシアニン色素、低い分子会合と良好な光化学特性とを有する水溶性のフタロシアニン
目的 フタロシアニン及びその金属錯体は大きなπ共役系を有する有機色素であるが、その平面性が著しく高いため色素分子間の相互作用が非常に高く、水はもちろん有機溶媒にも難溶である。水への溶解度を改善した水溶性色素もあるが、高濃度では顕著な分子会合を起こし、フタロシアニン色素固有の特性が失われ、色素以外の用途では、分子会合や光化学特性の有無がその使用目的を著しく阻害する要因となる。そこで、色素以外の用途でも、その使用目的を阻害しないような、低い分子会合と良好な光化学特性とを有する水溶性のフタロシアニンを提供する。
効果 この新規水溶性フタロシアニン色素は、従来の水溶性フタロシアニンとは異なり、比較的高濃度(〜 10↑−↑4 M)でも会合せずに単量体として残ることができ、フタロシアニン本来の機能、特に光化学特性等が損なわれることが無く、色素以外の用途においてもフタロシアニン自体の特性を有効に発揮させることができる。その製造方法は、原料となる色素を濃硫酸に溶解し、冷水に注ぐことにより析出させるという簡便な操作によって実施できるために、従来の水溶性フタロシアンと同様に使用することが可能である。
技術概要
この水溶性フタロシアニンは、その外側のベンゼン環の水素原子がフェノキシ基に置換され、それがスルフォン化されている。フタロシアニンには最大8個までのフェノキシル基を導入できるため、スルフォン酸基も最大8個まで導入することが可能である。またスルフォン酸基が水溶性を担っているため、スルフォン酸基が多数存在する場合は高い水溶性を示すことが予想される。スルフォン酸基の酸解離平衡に伴い最大5種類の化学種が生じるために、スルフォン酸基の酸解離に伴って派生する化学種によっても、会合性や光化学特性に大きな変化は生じない。中心金属に関連して、銅錯体、無金属体、アンチモン(V)錯体は濃硫酸中で非常に安定であり、脱金属が容易に起こらない。亜鉛、アルミニウム、スズ(IV)、バナジウム(IV)、コバルト、ロジウム、オスミウム、ニッケル、パラジウム、白金も同様に、水溶化できると予想される。図は、得られた水溶性フタロシアニンの酸解離平衡を示している。4個のフェノキシ基がそれぞれ1個のスルフォン酸基を有するため、またスルフォン酸は強酸であるために、水溶液中では速やかに解離が起こり、4段階の酸解離平衡が存在する。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2017 INPIT