出願番号 |
特願2010-092720 |
出願日 |
2010/4/14 |
出願人 |
独立行政法人日本原子力研究開発機構 |
公開番号 |
特開2011-219331 |
公開日 |
2011/11/4 |
登録番号 |
特許第5610271号 |
特許権者 |
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
発明の名称 |
熱化学水素製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
熱化学水素製造システム |
目的 |
ヨウ素−硫黄サイクルにおいてH↓2SO↓4相及びHI↓x相を精製するための改良された精製プロセスを与える。 |
効果 |
このプロセスは、これまでの精製機構、すなわち逆ブンゼン反応:2HI+H↓2SO↓4=SO↓2+I↓2+2H↓2Oとは異なる、HI酸化:4HI+O↓2=2I↓2+2H↓2Oによって、H↓2SO↓4を消費することなく、H↓2SO↓4相の完全な精製が実現できる。ストリッピングガスとして反応性酸素又は酸素含有混合ガスを用いるHI↓x相の精製では、酸素が副生成物SあるいはH↓2Sと反応し、SO↓2を形成するので、SO↓2の選択率を増大できる。 |
技術概要
 |
H↓2SO↓4相及びHI↓x相の精製に、酸素と不活性ガスの混合ガスを用いる。このプロセスは、これまでの不活性ガスのみを用いた精製機構、すなわち逆ブンゼン反応:2HI+H↓2SO↓4=SO↓2+I↓2+2H↓2Oとは異なる、HI酸化:4HI+O↓2=2I↓2+2H↓2Oによって、H↓2SO↓4を消費することなく、H↓2SO↓4相の完全な精製が実現できる。ストリッピングガスとして酸素含有混合ガスを用いるHI↓x相の精製では、混合ガス中の酸素が適切に副生成物SあるいはH↓2Sと反応し、SO↓2を形成するので、これまでの不活性ガスのみを用いた精製と比べてSO↓2の選択率を増大できる。ストリッピング塔203は、精製プロセスの実行に先だってあらかじめ所望の温度に加熱される。精製プロセス中、H↓2SO↓4相又はHI↓x相が、加熱されたストリッピング塔203内にその上部入口から汲み入れられると共に、流量計207によってその流量が制御される反応性ストリッピングガスが、ストリッピング塔203の下部から流入させられる。最後に、ストリッピング塔203からの流出物が、精製液として得られる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|