3次元ポリマー−金属複合マイクロ構造体、及びその製造方法

開放特許情報番号
L2012000477
開放特許情報登録日
2012/2/24
最新更新日
2022/8/30

基本情報

出願番号 特願2010-143724
出願日 2010/6/24
出願人 国立研究開発法人科学技術振興機構
公開番号 特開2012-006234
公開日 2012/1/12
登録番号 特許第5737685号
特許権者 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 3次元ポリマー−金属複合マイクロ構造体、及びその製造方法
技術分野 食品・バイオ、有機材料
機能 材料・素材の製造、安全・福祉対策
適用製品 生体分子を変性させない3次元ポリマー−金属複合マイクロ構造体、3次元ポリマーマイクロ構造体、3次元ポリマー/金属複合マイクロ構造体およびその製造方法、細胞や生体分子の操作デバイス、体内薬物送達デバイス
目的 3次元ポリマーマイクロ構造体が、細胞や生体分子の操作デバイス、或いは体内薬物送達デバイスとして利用され、そして、多様な目的から、構造体の全部又は一部を金属複合化することが試みられている。従来、ポリマーと金属との複合微細構造デバイスを形成する技術はいくつか知られているが、プロセスが煩雑、高コスト、生体分子を変性させる等の問題があった。そこで、かかる問題のない3次元ポリマー−金属複合マイクロ構造体の製造方法を提供する。
効果 この製造方法は、常温・常圧下で少ない工程数により簡易に実施できる製造方法であって、任意の立体的構造を持つポリマー−金属複合構造体を製造でき、しかも金属複合化の過程において生体分子を変性させることがない。
技術概要
この3次元ポリマー−金属複合マイクロ構造体の製造方法は、反応基Xを備えた光硬化性樹脂を用いて、光造形法により任意の立体的構造を持つ微細なポリマー構造体を構成し、次いでこのポリマー構造体を、反応基Xと結合する反応基X'を備えると共に任意の金属を含有する金属含有ナノ粒子の水性媒体溶液又は水性媒体分散液である金属複合化処理液中に浸漬して、ポリマー構造体上の反応基Xと金属含有ナノ粒子上の反応基X'とを結合させることにより、ポリマー構造体上に金属含有層を形成することからなる。さらに、3次元ポリマー−金属複合マイクロ構造体上の任意の部位ごとに異種金属の含有層を形成できる製造方法、および3次元ポリマー−金属複合マイクロ構造体上の任意の部位のみに金属の含有層を形成できる製造方法が提供される。図は、3次元ポリマー−金属複合マイクロ構造体を用いたデバイスの一具体例の使用状態(9 金属複合化ナノニードル、10 ポリマー構造体、11 ニードル先端部、12 金属含有層、13 細胞、14 細胞膜)、および金属含有ナノ粒子の一具体例を示す。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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