出願番号 |
特願2009-245913 |
出願日 |
2009/10/26 |
出願人 |
学校法人産業医科大学 |
公開番号 |
特開2011-088876 |
公開日 |
2011/5/6 |
登録番号 |
特許第5697010号 |
特許権者 |
学校法人産業医科大学 |
発明の名称 |
腫瘍新生血管血管内皮細胞の新しいバイオマーカーとそれを標的とした癌治療薬 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
検査・検出、安全・福祉対策 |
適用製品 |
腫瘍新生血管血管内皮細胞の新しいバイオマーカー、腫瘍の治療に有用な血管新生阻害剤、腫瘍新生血管血管内皮細胞の検出方法、腫瘍新生血管血管内皮細胞の検出用試薬、癌治療薬 |
目的 |
血管新生のメカニズムを更に解明し、新たなメカニズムに立脚した血管新生阻害剤を開発し、腫瘍の治療に応用することが求められている。そこで、かかる要請に対応し得る、腫瘍新生血管血管内皮細胞の検出方法及びそのための試薬、血管新生(特に腫瘍血管新生)の阻害剤及びそのスクリーニング方法を提供する。 |
効果 |
この腫瘍新生血管の血管内皮細胞の検出方法を用いれば、腫瘍組織における新生血管をより的確に検出することができるので、例えば腫瘍新生血管を標的とする抗腫瘍薬の治療効果のモニタリングに有用である。また、この血管新生阻害剤は、特に腫瘍組織における血管新生を選択的に阻害するのに有用である。さらに、この血管新生阻害剤は、結果として腫瘍細胞と腫瘍血管血管内皮細胞の双方を同時に増殖抑制することが可能であり、優れた抗腫瘍薬として有用である。 |
技術概要 |
YB−1(Yボックス・バインディング・プロテイン1)は腫瘍新生血管の血管内皮細胞に特異的に発現しているため、YB−1或いはそれをコードするmRNA又はcDNAを腫瘍新生血管の血管内皮細胞特異的なバイオマーカーとして用い、YB−1の発現を測定することにより、腫瘍新生血管の血管内皮細胞を検出することが出来る。かくして、YB−1の発現を測定することを含む、腫瘍新生血管の血管内皮細胞の検出方法が提供される。YB−1の発現を抑制する物質を含む血管新生阻害剤が提供される。YB−1の発現を抑制する物質としては、好ましくは、YB−1の発現を特異的に抑制し得るsiRNA、アンチセンス核酸、又はこれらのポリヌクレオチドを発現し得る発現ベクターが用いられる。また、被験物質がYB−1の発現を抑制し得るか否か評価することを含む、血管新生阻害剤の候補物質、又は腫瘍細胞および腫瘍血管血管内皮細胞の増殖阻害剤の候補物質のスクリーニング方法が提供される。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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