植栽による重金属汚染土壌の浄化方法、寒冷地から暖地までの広い地域において大規模面積の重金属汚染の浄化を可能とする技術

開放特許情報番号
L2012000420
開放特許情報登録日
2012/2/24
最新更新日
2016/8/1

基本情報

出願番号 特願2006-032490
出願日 2006/2/9
出願人 独立行政法人農業環境技術研究所
公開番号 特開2007-209894
公開日 2007/8/23
登録番号 特許第4876294号
特許権者 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 重金属汚染土壌の浄化方法
技術分野 化学・薬品、食品・バイオ、生活・文化
機能 洗浄・除去、環境・リサイクル対策、安全・福祉対策
適用製品 イネは機械による大規模栽培体系が確立されており、大面積を対象として極めて効率的に重金属汚染土壌を浄化処理することができ、寒冷地から暖地まで普遍的に適用することができる
目的 重金属汚染土壌を含有する土地に植物を植栽し、生育後のその植物を植栽地から除去して処理をする重金属汚染土壌の浄化方法において、植栽植物がイネ(Olyza sativa L.)であることを特徴とする重金属汚染土壌の浄化方法。
効果 イネを栽培することにより、特に畑条件及び/又は最高分げつ期以降の土壌水分状態を圃場容水量ないし毛管連絡切断含水量程度で栽培することにより、植物体地上部にカドミウム等の重金属が蓄積され、地上部を収穫することにより、効率的に汚染された土壌中の重金属類を除去することが可能である。イネの地上部カドミウム収奪量はケナフに匹敵し、乾物生産量はケナフの1/2以下であり、収穫後の処理においても有利である。
技術概要
 
重金属に汚染された土地に植物を植栽し、生育後のこの植物を植栽地から除去して処理をする重金属汚染土壌の浄化方法において、植栽植物がイネであることを特徴とする重金属汚染土壌の浄化方法である。通常の稲栽培に対し窒素の施用量を1.1〜2倍とすることが好ましく、最高分げつ期以降の土壌水分状態を圃場容水量ないし毛管連絡切断含水量程度とすることが好ましい。イネはインド型及び/又は日印交雑型品種が好ましく中でも難脱粒性インド型品種が好ましい。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
希望譲渡先(国内) 【否】 
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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