新規ウレタン分解菌およびその利用

開放特許情報番号
L2012000409
開放特許情報登録日
2012/2/17
最新更新日
2022/9/22

基本情報

出願番号 特願2010-034750
出願日 2010/2/19
出願人 国立大学法人帯広畜産大学
公開番号 特開2010-220610
公開日 2010/10/7
登録番号 特許第5800172号
特許権者 国立大学法人北海道国立大学機構
発明の名称 新規ウレタン分解菌およびその利用
技術分野 有機材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 ウレタン吸着・分解能を有する新規な微生物、微生物を利用したウレタンの吸着・浄化方法および前記微生物のスクリーニング方法
目的 ウレタンに対して吸着能と分解能を有する微生物を利用して、環境中のポリウレタンを効率的かつ安価に処理する新規な手段の提供。
効果 環境中に漏出したウレタンや、有機溶剤を含む工場廃液に含まれるウレタン原材料を効率的かつ安価に処理することができる。回収されたウレタンはリサイクルすることも可能であるため、資源の有効活用にもつながる。この微生物はウレタンに加えて、代表的プラスチックであるポリエチレンも分解することができ、プラスチック製品の分解、回収に広く利用できる可能性がある。
技術概要
 
本技術は、土壌中よりウレタンに対して吸着能と分解能を有する新規な微生物を見出した。この微生物は、菌学的性質やDNA分析から、ストレプトマイセス(Streptomyces)属に属する新規な放線菌と判明した。この微生物は、ウレタンに対して吸着性を有するため、水中に分散しているウレタン粒子を結合・凝集させ、ウレタンを効果的に除去(吸着・浄化)することができる。すなわち、本技術は、ウレタン吸着・分解能を有するストレプトマイセス(Streptomyces)属に属する微生物を、ウレタンを含有する試料に作用させることを特徴とする、ウレタンの吸着・浄化方法に関する。この方法において、吸着・浄化の対象となるウレタンは特に限定されないが、ポリウレタンが好ましい。また、ポリウレタンは、微生物が作用しやすいように、試料中に微粒子状態で分散されていることが望ましい。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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