出願番号 |
特願2009-213578 |
出願日 |
2009/9/15 |
出願人 |
学校法人 中央大学 |
公開番号 |
特開2011-062607 |
公開日 |
2011/3/31 |
発明の名称 |
環状のナノ粒子集合体およびその製造方法 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
環状のナノ粒子集合体 |
目的 |
所望の2種類以上の異種材料を混合したリングや、所望の位置・配列でリングを作製できる方法、および所定の大きさの環状のナノ粒子集合体を提供する。 |
効果 |
この方法は、溶液プロセスであるため、鋳型も必要なくin situで容易にナノ粒子からなるリングを作成することができる。また、レーザー出力や使用するナノ粒子の濃度、ナノ粒子の平均粒子径を適宜変更することで、所望の外径のリングや所望の幅のリングを製造することができるため、ABリングなど新規デバイスへの展開も期待することができる。さらに、この方法は、所望の2種類以上の異種材料を混合したリングを作製することができる。 |
技術概要
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ナノ粒子が分散した溶媒中に赤外線吸収材料が塗布された基板を浸し、赤外線吸収材料の表面にレーザー光を照射し、レーザー光の照射点近傍で生じる対流によってナノ粒子を照射点に向けて移動させ、移動したナノ粒子同士を凝集させてナノ粒子リングを形成する、環状のナノ粒子集合体の作製方法である。図1、図2に、ナノ粒子として量子ドットを使用し、この方法を用いた場合に形成される環状のナノ粒子集合体の蛍光像を示す。量子ドットを引き込んだ先にはそれ以上引き込まれない領域(輪の内部)があるため、量子ドットの引き込む領域には境界があり、この境界は気液界面の存在を示すものであると考えられる。ナノ粒子は、平均粒子径が1〜50nmであることが好ましく、平均粒子径が5〜20nmであることがより好ましく、平均粒子径が5〜10nmであることがさらに好ましい。環状のナノ粒子集合体の外円の直径、内円の直径、厚さは、本発明の環状のナノ粒子集合体の製造方法において使用するナノ粒子の平均粒子径、レーザー出力、レーザーの波長、赤外光吸収材料などで適宜調整することができる。図3は、レーザー出力と環状のナノ粒子集合体の外円の直径との関係を示す図である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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