出願番号 |
特願2010-012493 |
出願日 |
2010/1/22 |
出願人 |
国立大学法人 名古屋工業大学 |
公開番号 |
特開2011-149873 |
公開日 |
2011/8/4 |
発明の名称 |
材料の疲労特性決定方法および疲労寿命予測方法 |
技術分野 |
その他 |
機能 |
検査・検出 |
適用製品 |
材料の疲労特性決定システムおよび疲労寿命予測システム |
目的 |
繰返し応力に対するシリコンの疲労寿命は大きなばらつきを持ち、世界的にも有効な評価手法がなく、疲労試験方法すら確立されていない、従来の試験方法の問題点を解決した疲労試験方法を用いて疲労特性の決定を行えるようにする。 |
効果 |
この方法によって決定された進展則を用いて、実際の製品における場合として最も多いと考えられる一定振幅の場合を含めた任意の繰返し応力状態における材料の疲労寿命を予測することができる。 |
技術概要
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測定対象とする材料に与える応力の振幅をサイクルとともに増加させて材料の疲労試験を行い、この疲労試験の結果を用いて、材料の静的強度に対応する分布を持つ初期損傷が繰り返し応力によって進展し破壊するとしたときの進展則を決定する、材料の疲労特性決定方法である。例えば、図(b)に示すように、時間(サイクル)とともに応力振幅を任意の割合で漸次適宜増加させる新しい疲労試験方法を用いる。試験片を負荷すれば、図(b)中のA、B、Cで示すように各試験片とも必ず破壊に至り、各破断データを全て等しく統計的に取り扱うことができる。すなわち、応力振幅が十分に大きくなれば全ての試験片が確実に破壊するため、データの統計的取扱いが容易になるとともに、任意に設定された時間内に疲労データの取得を終えることができるため効率的に疲労試験を行うことができる。この試験方法では、全ての試験片が単調増加荷重下における強度(静的強度)よりも小さな応力による疲労を試験初期に経験し、後に十分に大きな応力により試験片が破壊する。従って、材料への繰返し荷重による疲労の効果は、破断時の応力が静的強度より小さくなるという形態で現れる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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