アテロコラーゲンおよび幹細胞を含んでなる、精神疾患または脳神経疾患のための医薬組成物

開放特許情報番号
L2012000301
開放特許情報登録日
2012/2/10
最新更新日
2016/6/21

基本情報

出願番号 特願2006-326365
出願日 2006/12/1
出願人 北海道公立大学法人 札幌医科大学
公開番号 特開2008-137954
公開日 2008/6/19
登録番号 特許第5260863号
特許権者 北海道公立大学法人 札幌医科大学
発明の名称 アテロコラーゲンおよび幹細胞を含んでなる、精神疾患または脳神経疾患のための医薬組成物
技術分野 食品・バイオ、化学・薬品
機能 安全・福祉対策
適用製品 アテロコラーゲンおよび幹細胞を含んでなる、精神疾患または脳神経疾患のための医薬組成物
目的 細胞移植を用いた再生医療に基づく精神疾患および脳神経疾患の治療に有効な安全性の高い医薬組成物を提供する。
効果 この医薬組成物は、精神疾患または脳神経疾患の進行を遅延させるだけでなく、本来の機能が障害されている神経組織を再建し、その機能の回復を達成し得るという、従来の対症療法では実現不可能であった優れた治療効果を奏するものである。
技術概要
 
アテロコラーゲンおよび幹細胞を含んでなる、精神疾患または脳神経疾患のための医薬組成物である。静脈内投与により治療効果が得られる。幹細胞は、神経幹細胞または間葉系幹細胞である。精神疾患または脳神経疾患は、神経幹細胞の機能異常により惹起される疾患である。精神疾患または脳神経疾患が、アルコール障害、胎児性アルコール症候群、アルツハイマー病、感情障害または統合失調症である。アテロコラーゲンは、コラーゲン分子の両端(N末端およびC末端)に存在するテロペプチドと呼ばれる主要抗原部位をペプシン処理により除去した、3本のポリペプチド鎖がらせん状構造を形成するタンパク質分子をいう。この医薬組成物に用いられるアテロコラーゲンは、医薬組成物の投与が企図される対象と同種の動物由来であってもよく、また、異種の動物由来であってもよい。アテロコラーゲンは、テロペプチドが除去されているために抗原性が極めて低いことから、異種動物由来のものであっても、好ましくない免疫反応を惹起する等の問題が生じることなく安全に使用できる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 一般に、再生医療においては、同種移植であっても強い免疫拒絶反応が現れることが問題となっているが、この医薬組成物を使用した移植においては、アテロコラーゲンの使用により免疫反応が通常の場合よりも抑制されることから、使用する免疫抑制剤の量を低減できる。幹細胞(特に、神経幹細胞、間葉系幹細胞)を一定数以上の適切な細胞数で投与することにより、病変部位の回復に充分に足りるだけの数の細胞が病変部位に定着して増殖し、神経組織を新生させ、良好な治療効果を得る。
改善効果2 幹細胞とアテロコラーゲンとを含む本発明の医薬組成物は、静脈内投与によって、移植に用いた幹細胞を病変部位である海馬、皮質等の脳組織へ効率よく移行させることができるため、個体の脳への直接投与といった煩雑で危険を伴う外科手術を行う必要がない、簡便性と安全性に極めて優れた画期的なものである。
改善効果3 この医薬組成物の投与により、これまで薬物の反応性に乏しい症例や根治療法が存在しないと考えられてきた精神疾患または脳神経疾患(特に、アルコール障害、胎児性アルコール症候群、アルツハイマー病、感情障害、統合失調症)に対しても治療が可能となるので、医学および獣医学領域において多大な貢献が期待できる。しかも、この医薬組成物に用いる幹細胞(特に、神経幹細胞、間葉系幹細胞)は、各患者自身の自家細胞から調製することもできるので、投与の際も拒絶反応等の好ましくない生体反応の惹起を回避できる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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