ゲスト応答性発光材料

開放特許情報番号
L2012000266
開放特許情報登録日
2012/2/3
最新更新日
2022/8/30

基本情報

出願番号 特願2010-130293
出願日 2010/6/7
出願人 独立行政法人科学技術振興機構
公開番号 特開2011-256122
公開日 2011/12/22
登録番号 特許第5404534号
特許権者 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 ゲスト応答性発光材料
技術分野 有機材料、生活・文化、土木・建築
機能 検査・検出、環境・リサイクル対策、安全・福祉対策
適用製品 ゲスト応答性発光材料、有機化合物と相互作用することによって蛍光を発生させる配位高分子化合物、様々な種類の揮発性有機化合物を選択的に認識するセンサー用材料・センサー素子、配位高分子化合物を用いたセンサー素子
目的 近年住宅の高気密化に伴い、建材、家具、塗料、接着剤等から放出される様々な揮発性有機化合物(VOC)によるシックハウス症候群が問題となっており、化学物質に合わせた化学センサーが求められている。ところが、検出対象となるVOCには様々な種類があり、感応材料には特定の分子を選択的に認識する選択性が求められるが、そのような感応材料は見出されていない。そこで、有機化合物と相互作用することで蛍光を発生させることが可能な配位高分子化合物、様々な種類のVOCを選択的に認識するセンサー用材料、センサー素子を提供する。
効果 この配位高分子化合物は、電子、磁気、吸着、触媒、発光、医薬、担体、分析等をはじめとする各種分野におけるセンサー材料として好適に使用することができ、分子レベルでの検出乃至分析が可能である高性能なセンサー、取り分け揮発性有機化合物(VOC)の検出に優れるセンサー素子を提供することができる。
技術概要
金属イオンと有機配位子からなる配位高分子化合物及びその製造方法、並びにこの配位高分子化合物を用いたセンサー素子に関する。この配位高分子化合物は、金属イオンとこの金属イオンに配位可能な蛍光原性有機配位子とが繰り返し単位を構成する配位高分子化合物(ホスト)であって、有機化合物(ゲスト)と相互作用することによって蛍光を発生させることが可能である。構成要素となる蛍光原性有機配位子が、ナフタレンジイミド部位を含み、また、構成要素となる金属イオンが、Al↑3↑+、Fe↑3↑+、Co↑2↑+、Ni↑2↑+、Cu↑2↑+、Zn↑2↑+、から選ばれることが好ましい。この多孔性配位高分子化合物の製造方法、配位高分子化合物からなるセンサー用材料、この配位高分子化合物を蛍光による変化に基づいて揮発性有機化合物(VOC)の検出に用いたセンサー素子が提供される。図は、〔Zn↓2(bdc)↓2(dpNDI)↓1(4DMF)〕↓nの結晶構造模式図(H↓2bdc;テレフタル酸、DMF;ジメチルホルムアミド、dpNDI;N, N' −ジ(4−ピリジル)−1,4,5,8-ナフタレンジイミド)、および各ゲスト包摂時の発光スペクトル・発光色を示す。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2022 INPIT