出願番号 |
特願2005-370880 |
出願日 |
2005/12/22 |
出願人 |
独立行政法人科学技術振興機構 |
公開番号 |
特開2006-197930 |
公開日 |
2006/8/3 |
登録番号 |
特許第4829609号 |
特許権者 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
発明の名称 |
ヒト抗体酵素およびその生産方法 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
材料・素材の製造、安全・福祉対策、検査・検出 |
適用製品 |
抗体の高い分子認識能と酵素活性とを併せ持つヒト抗体酵素、ヒト由来抗体酵素、ヒト抗体酵素の生産方法 |
目的 |
抗体酵素は目的の抗原に対して特異的に抗原抗体反応し、かつ酵素活性を有する免疫グロブリンであり、医療、化学工業、食品工業等、多くの面で応用が期待されている。ところで、周知の抗体酵素はいずれもマウス由来であり、抗体酵素を臨床に用いるためにはヒト由来抗体酵素を見出すことが必要であり、また目的のヒト抗体酵素を効率良く生産することが必要である。そこで、抗体の高い分子認識能と酵素活性とを併せ持つ新規なヒト抗体酵素の生産方法を提供する。 |
効果 |
ヒト抗体酵素は、種々の感染症や癌等の病気の治療、診断に利用できる。特にこのヒト抗体酵素はヒト由来であるため、ヒトに投与した場合でも異種タンパク質として免疫系により排除されないため、安全かつ有効にヒトに適用できる。また、新しいバイオマテリアルとして新型のバイオセンサにも応用可能であり、病気の診断などの検査等にも利用可能である。このヒト抗体酵素生産方法を用いれば、ヒト抗体酵素を効率良く生産することができる。 |
技術概要 |
抗体の高い分子認識能と酵素活性とを併せ持つヒト抗体酵素およびその生産方法に関する。このヒト抗体酵素の生産方法は、ヒト生殖細胞系列抗体V遺伝子のリーダー配列中に存在するVkappa2特異的配列に基づくプライマーを用いて、ヒトリンパ球由来のcDNAを鋳型とする核酸増幅反応を行う工程、増幅されたcDNAの塩基配列を決定し、塩基配列に基づいて酵素活性を有するポリペプチドをコードするcDNAを選択する工程、および、選択されたcDNAがコードするポリペプチドを発現させる工程、を包含する。この方法によりサブグループVkappa2に属する抗体酵素を生産する場合、特定の塩基配列からなるポリヌクレオチドをプライマーとして使用することができる。このヒト抗体酵素は、アミノ酸配列から予測される抗体の立体構造中に、セリン残基、アスパラギン酸残基およびヒスチジン残基が立体構造上近接して存在するヒト生殖細胞系列遺伝子によりコードされるポリペプチドを含む抗体酵素である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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