出願番号 |
特願2008-085722 |
出願日 |
2008/3/28 |
出願人 |
静岡県 |
公開番号 |
特開2009-232806 |
公開日 |
2009/10/15 |
登録番号 |
特許第5119400号 |
特許権者 |
静岡県 |
発明の名称 |
海藻類の未成熟体を成熟させる方法及びその方法により得られた海藻類 |
技術分野 |
生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
海藻類の未成熟体を成熟させる方法により得られた海藻類 |
目的 |
海藻類の未成熟体の成熟を誘導するため、光周期、水温、培地等の培養条件を設定することにより、迅速かつ安定した海藻類の未成熟体を成熟させる方法及びその方法により得られた海藻類を提供する。 |
効果 |
海藻類の未成熟体を成熟させることができるため、世代交代を人為的に早めることが可能であり、この方法は育種技術の開発に応用することができる。また、海藻増殖・養殖等の種苗生産において、室内培養で得た未成熟体や天然採集した未成熟体からも採苗ができるため、安定した種苗生産が可能となる。 |
技術概要 |
形態的に幼体と成体との区別があるコンブ目の未成熟体を円形状、多角形状又は櫛状にくり抜いた組織片となし、該組織片に付着している夾雑物と該組織片の切断面から出る粘液とを除去した後、該組織片を清浄な海水で洗浄する、海藻類の未成熟体を成熟させる方法である。この方法では、未成熟体の組織片を、ろ過又は滅菌した培養水中で清浄な状態に保持し、また、12時間以上の連続した暗期を含む光周期である短日条件を培養のための光条件とし、また、培養水の温度は0〜30℃の範囲とする。また、培養水は、海洋深層水、表層海水、海洋深層水若しくは表層海水を基とした栄養塩補強海水又は人工海水であることが好ましい。また、海藻類は、海藻類の未成熟体の組織片を成熟させてなる。換言すれば、この海藻類は、海藻類の未成熟体の組織片をこの方法により成熟させてなる海藻類について、さらに、その海藻類の未成熟体の組織片を、この方法により成熟させてなる。いわば、海藻類の子世代、孫世代について適用する。なお、海洋深層水は水深200m以深の海水をいい、表層海水は水深200m以浅の海水をいう。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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