ニジマスを飼育、養殖又は蓄養する方法及びその方法により飼育、養殖又は蓄養されたニジマス。

開放特許情報番号
L2012000203
開放特許情報登録日
2012/1/27
最新更新日
2012/1/27

基本情報

出願番号 特願2005-293727
出願日 2005/10/6
出願人 静岡県
公開番号 特開2007-097518
公開日 2007/4/19
登録番号 特許第4468278号
特許権者 静岡県
発明の名称 ニジマスを飼育、養殖又は蓄養する方法及びその方法により飼育、養殖又は蓄養されたニジマス。
技術分野 生活・文化
機能 材料・素材の製造
適用製品 ニジマスを飼育、養殖又は蓄養する方法により飼育、養殖又は蓄養されたニジマス。
目的 薬剤を用いることなく、病気によるへい死を最小限にすることを可能ならしめる安定したニジマスの飼育、養殖又は蓄養の方法を開発すると共に、この方法により食品としての安全性が確保されたニジマスを提供する。
効果 従来淡水で養殖されているニジマスを海洋の水深100m以深から汲み上げた海洋深層水中で飼育、養殖又は蓄養するため、薬剤を使用することなく、病気によるへい死が少ない安定した飼育、養殖又は蓄養の方法が得られる。また、汚染物質が少ない海洋深層水を用い、かつ、薬剤を投与することなくニジマスを飼育、養殖又は蓄養するため、得られるニジマスは、食品としての安全性が確保される。
技術概要
海洋の水深100m以深から汲み上げられ、塩分が30psu以上であり、かつ、温度が13℃以上である海洋深層水中で、サイズが尾叉長11cm以上であるニジマスを飼育、養殖又は蓄養する、ニジマスを飼育、養殖又は蓄養する方法である。また、海洋深層水は水深200m〜1200mから汲み上げた駿河湾深層水である、ニジマスを飼育、養殖又は蓄養する方法である。また、この方法により飼育、養殖又は蓄養された銀色を呈したニジマスである。図1は、海洋深層水への馴致期間中(飼育開始直後)におけるニジマスの生残率の推移を示す図表である。図2は、馴致中(飼育開始7日後まで)における尾叉長と生残・へい死割合との関係を示す図表である。図3は、海洋深層水飼育におけるニジマスの生残率と尾叉長との推移を示す図表である。図4は、海洋深層水で飼育されたニジマスを示す平面図である。体色は銀色を呈し、刺身試食試験の結果、臭みがない、脂が甘い、くどくない、身はきれいなオレンジ色、柔らかい、油があるがあっさりしている、食べやすい、淡水魚というよりは海水魚の食感である、との評価を得た。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 ニジマスは塩分が30psu以上の海洋深層水中で飼育、養殖又は蓄養されるため、ニジマスは淡水産のものと比較して呈味成分の一種である遊離アミノ酸が多い等、食品としての付加価値がつく。ニジマスは、温度が13℃以上の海洋深層水中で飼育、養殖又は蓄養されるため、ニジマスの成長は好ましく促進される。
改善効果2 ニジマスのサイズは尾叉長11cm以上であるため、淡水から海洋深層水に馴致する場合に高い生残率を確保することができる。

登録者情報

登録者名称 静岡県

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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