出願番号 |
特願2010-215100 |
出願日 |
2010/9/27 |
出願人 |
公益財団法人神奈川科学技術アカデミー |
公開番号 |
特開2011-089200 |
公開日 |
2011/5/6 |
登録番号 |
特許第5626636号 |
特許権者 |
地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
陽極酸化ポーラスアルミナの製造方法、装置、その方法により製造された陽極酸化ポーラスアルミナ、陽極酸化ポーラスアルミナを鋳型として製造された成形体、反射防止物品および撥水性物品 |
技術分野 |
電気・電子、機械・加工、金属材料 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造 |
適用製品 |
成形体、反射防止物品、撥水性物品、機能材料、アルミナ皮膜の成長速度、細孔配列の規則性 |
目的 |
容易にかつ再現性良く陽極酸化条件を最適化できるようにし、最適化された陽極酸化条件に制御、維持することにより、細孔が高い規則性をもって配列されている等の所望の形態の陽極酸化ポーラスアルミナを確実に作製できるようにした陽極酸化ポーラスアルミナの製造方法、および製造装置、ならびにその方法により製造された陽極酸化ポーラスアルミナを提供すること、また、陽極酸化ポーラスアルミナを鋳型として製造された成形体、反射防止物品および撥水性物品を提供することの実現。 |
効果 |
熱媒体をアルミニウム材の陽極酸化部位とは異なる部位に接触させ、アルミニウム材の温度を電解液温度とは独立して目標とする温度に制御するので、陽極酸化条件を安定して再現性良く目標とする条件に制御可能になる。その結果、細孔が規則的に配列されている所望の形態の陽極酸化ポーラスアルミナをより確実に作製できるようになる。また、陽極酸化処理中に、反応熱の影響を抑えて、安定して所定の化成電圧条件に維持できるようになり、目標とする陽極酸化処理をより容易にかつ安定して行うことができる。 |
技術概要
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この技術では、陽極酸化ポーラスアルミナの製造方法は、アルミニウム材を陽極酸化するに際し、アルミニウム材の陽極酸化部位に電解液を接触させるとともに、それとは異なる部位に電解液以外の液体を熱媒体として接触させ、アルミニウム材の温度を電解液温度とは独立して制御する方法からなる。とくに、陽極酸化ポーラスアルミナの製造方法は、アルミニウム材の温度を電解液温度とは独立して予め定めた所定の温度に制御することにより、細孔が規則性をもって、中でも、高い規則性をもって配列された陽極酸化ポーラスアルミナを作製することができる方法である。また、とくに、陽極酸化ポーラスアルミナの製造方法は、アルミニウム材の温度を電解液温度とは独立して予め定めた所定の温度に制御することにより、陽極酸化処理中、化成電圧を所定の電圧に維持することができる方法である。ここで、所定の電圧とは、主として、陽極酸化電圧が高く大きな反応熱が生じる場合に、安定に維持することが難しくなるその高電圧を意味し、そのような場合にとくに効果が大きい。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【有】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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