出願番号 |
特願2009-546959 |
出願日 |
2008/12/25 |
出願人 |
国立大学法人九州大学 |
公開番号 |
WO2009/081592 |
公開日 |
2009/7/2 |
発明の名称 |
カーボンナノチューブ混合ポリマーゲル |
技術分野 |
化学・薬品、生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
カーボンナノチューブ混合ポリマーゲル |
目的 |
従来のソフトマテリアルでは実現不可能であった、生体組織を損傷させることのない低出力光源を用いることによって熱応答性相転移を提示するハイブリッド材料を提供する。 |
効果 |
体積収縮状態に移行させるための外部刺激として加熱器具ではなく所定種類の光を用いているため、非接触でエネルギー供給が可能となり、光照射の有無によって、可逆的に体積収縮状態に移行させ、また復元させることができる。また、そのための配線を必要とせず、電気配線から発生するようなノイズも回避できる。 |
技術概要
 |
所定の温度を境界として親水性から疎水性に相転移するゲル状の熱的相転移材料と、この熱的相転移材料に混入され、所定種類の光を吸収し、その光エネルギーを熱エネルギーに変換して所定の温度の熱を熱的相移転材料に作用させる光熱変換材料とを有するハイブリッド材料であって、所定種類の光を照射することによって所定時間内に体積収縮状態に移行し、光の照射を停止することによって元の体積に可逆的に復元する、ハイブリッド材料が提供される。また、熱的相転移材料は、ポリN−イソプロピルアクリルアミドである、ハイブリッド材料が提供される。また、ポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)(PNIPAM)は、ポリ(N−置換アクリルアミド)の一種であり、式(図1)の構造式を有する。また、光熱変換材料は単層カーボンナノチューブであり、照射する光は、近赤外線であるハイブリッド材料が提供される。この場合、前記単層カーボンナノチューブは、カルボキシル基が導入されているものであることが好ましい。また、この場合、ハイブリッド材料における単層カーボンナノチューブの濃度は、5重量%以下であることが好ましい。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|